徳島県が吉野川河口に建設している東環状大橋(仮称、1291メートル)が25日、最後の橋げたを設置し、工事着手から7年4カ月でつながった。開通は2012年春の予定。 橋南詰めから北へ約230メートルの地点で、午前8時ごろから長さ10メートル、高さ3メートル、重さ11~14トンの橋げた4本をクレーンで設置する作業を開始。正午すぎ、橋がつながったことを祝う「祝閉合」と書いた横断幕を付けた外側の橋げたを架けて連結させた。 東環状大橋は、県道・徳島東環状線(徳島市八万町-川内町、10・4キロ)の一部として、03年12月に着工。同市住吉6と川内町鶴島を結ぶ歩道付き4車線の道路橋で、国道11、55号のバイパス機能も果たす。総事業費は304億円。