公開中の映画最新作「新劇場版」で描かれるのは“攻殻機動隊”の誕生秘話と、ヒロイン・草薙素子(くさなぎもとこ)の過去。すべての“はじまり”が明らかになるという。素子の声を演じる坂本真綾さんに、本作への思いを聞いた。 仲間に指示を出すセリフが増えました ──「攻殻機動隊ARISE」に続く、「新劇場版」での草薙素子役はいかがでしたか? 坂本 私が素子役をやらせてもらっているのはここ2年ぐらいですが、エピソードを重ねるごとに素子はどんどん成長し、周囲との人間関係も変わってきています。自然と私自身が素子から受ける印象が変わってくるというところはありますね。 ──とくに変わったなと感じるのはどのあたりでしょう。 坂本 最初の頃はすぐ、ひとりで解決しようとするんです。 でも、少しずつリーダーとしての自覚が生まれてきて、周囲にパスを回すようになってくる。新劇場版の素子は「あれ、どうなってる?」「これやって