【第7回】 2008年07月03日 次々と廃業する町の豆腐屋 「一丁300円時代」も近い? 「豆腐業者には、スマトラ沖津波級のインパクトがのしかかっている」 ある豆腐・油揚げメーカーの関係者は不安を隠さない。そのインパクトとは、原燃料価格上昇によるコスト増だ。 価格高騰が本格化した2007年は、前年と比べて豆腐の主原料となる大豆の価格が2倍にハネ上がった。続いて、今年前半には米国農家の作付面積が一時落ち込み、初夏には産地で大洪水が発生してまた需給が逼迫。直近では落ち着いているものの、日本の豆腐に使われるNon―GMO大豆(非遺伝子組み換え大豆)価格は、年初から1~2割も上昇している。 加えて、蒸気で大豆を煮る際に必要な重油や石油由来のパッケージの製造費も高騰が続いており、経営に打撃を受ける業者が増えている。 現在、豆腐業者は全国に約1万5000社もある。そのうち大きな工場を持
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