篳篥。左端の口をあてるリードが鵜殿のヨシで作られている=環境保全ボランティア「鵜殿ヨシ原研究所」提供 【村田悟】ユネスコの無形文化遺産「雅楽」を代表する篳篥(ひちりき)の素材となるヨシの群生地(大阪府高槻市)を年1回、野焼きする際に、その真上を通る予定の新名神高速のルートを通行止めにする方向で、国土交通省が検討していることがわかった。 高槻市鵜殿(うどの)地区には、淀川沿いの約75ヘクタールにヨシが自生している。茎に厚みがあって繊維の密度も濃いことから、篳篥の音の元になる吹き口(リード)に重宝され、宮内庁によると、皇室行事で用いる篳篥は平安時代から鵜殿のヨシを使っているという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら