弥生はSaaSに取り組むことで、機能の複雑化による敷居の高さ、アプリケーションが業務ごとに分断されているという弥生シリーズが抱える課題の解消を狙う。それでは、複数のSaaSプラットフォームがある中、弥生はなぜWindows Azureを選んだのだろうか。 前回は弥生がなぜSaaSに取り組むのかについてお話しさせて頂きました。出発点として、これまでとは異なる新しいアプリケーションを開発したいという思いがあり、そして今から開発するのであれば、クラウドを中心に、ローカルの良さを組み合わせたアーキテクチャーを採用すべきと考えたというわけです。決して「はやりだから」という軽い理由ではないことがお分かり頂ければ幸いです。それでは、なぜWindows Azureなのでしょうか。 実はここはかなり単純です。連載第4回(関連記事)でリファクタリングとともに、開発環境の見直しを行なったことをご紹介しました。す