9月29日、当コンピュータ将棋協会の監修による新刊、人間に勝つコンピュータ将棋の作り方が、技術評論者から発刊されました。表紙イラストが示すように、あから2010の開発と女流プロ棋士との対局、およびその周辺を主題としています。 清水市代女流王将(当時)とあから2010の対局からはや2年近く経過しており、この対局に関する書籍もすでにありますが、あから2010に実際に導入された技術の詳細な解説書は「情報処理」などの学術的専門誌を除いて初めてです。 内容が専門的である点は、共立出版のコンピュータ将棋の進歩シリーズに近い分野になりますが、背景としてのコンピュータ将棋の開発史や、プロ棋士との一発勝負という特性を考慮した上で選んだ作戦の解説など、エピソード的な要素を多く含みます。特筆すべきは、アマチュアのエキスパートプレーヤーによるコンピュータ将棋の特徴と弱点の分析が含まれている点で、技術の客観的な評価
2012年9月29日紙版発売 瀧澤武信,松原仁,小谷善行,鶴岡慶雅,山下宏,金子知適,保木邦仁,伊藤毅志,竹内章,篠田正人,古作登,橋本剛 著,コンピュータ将棋協会 監修 四六判/304ページ 定価2,068円(本体1,880円+税10%) ISBN 978-4-7741-5326-1 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 「人間対コンピュータ」どちらが能力が上なのか? 創造性の点においてコンピュータは人間より劣るもの,と思われるが将棋ではどうなのか。清水女流王将とあから2010との対局はさまざまな反響を呼び起こした。本書は,単に人間に勝つ,というよりも「人間に勝てるコンピュータ」を人間がどのように開発していったのか,その過程を開発者自らが書き下ろした。「激指」「GPS将棋」「B
発売は2月10日、タイトルは「閃け!棋士に挑むコンピュータ」 2011年02月03日 23:20 ついに、見本があがってきました! 思えば昨年のゴールデンウィーク、「こんなニュースがあるんだけど」と難波さんと雑談してから8ヶ月。書き下ろしで書籍を作るには、時間が短かったのかもしれませんが、取材にご協力いただいたみなさまのおかげで、充実した本になりました。 日本将棋連盟が情報処理学会の仰々しい挑戦状を受けたという記事を見つけて、公立はこだて未来大の松原さんを思い出したこと。 将棋に全然関心がなかった難波さんが、なぜか「おもしろいね。本にしよう」と言ったこと。 二つの出版社が企画に興味をもってくれたこと。 優秀なフリー編集者のアドバイスをもらえたこと。 殺到する取材のすべてには対応できないとした清水さんが、2回もロングインタビューに答えてくれたこと。 スケジュールがいっぱいの米長会長に将棋のメ
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