批評家・東浩紀氏が出版社設立2010年12月25日11時46分 批評家・作家の東浩紀さんが、新しい言論誌「思想地図β(ベータ)」を発表した。自由な本づくりを求め、自ら出版社を設立しての刊行だ。有料広告は出さず、宣伝はツイッターでの口コミで。それでも発売数日で初版8千部が売り切れそうな勢いだ。 NHKブックス別巻として刊行され話題を呼んだ「思想地図」シリーズの後継誌。ただしカラー画像が多用された誌面は、“思想誌”風だった前時代とは別物の印象を備えている。 思想地図は社会学者・北田暁大さんとの共編だったが、βでは東さんが一人で編集長を務めた。思い通りの企画を実現させるため、東さんは出版社「コンテクチュアズ」を設立して臨んだ。「初めて僕自身をトータルに表現できた」と語る。 巻頭は座談会「非実在青少年から『ミカドの肖像』へ」。作家で東京都副知事の猪瀬直樹さんと現代美術家の村上隆さんに東さんが向き合
日本文化は未成熟? 「クール・ジャパン」テーマにシンポ(1/2ページ)2010年4月2日15時33分 多方向からの議論があったシンポジウム。「カワイイだけが未成熟でなくてもいい」との発言もあった=東京都目黒区 「カワイイ」表現が、日本のサブカルチャーの象徴として海外で注目されている。背後に見え隠れする「未成熟」の問題を、どう考えるか。「クール・ジャパノロジーの可能性」と題した国際シンポジウムが3月上旬、東京・大岡山の東京工業大であり、一線で活躍する作り手と研究者らの議論が客席をわかせた。 シンポジウムは2日間の日程で、初日は「もう一つの日本学」がテーマ。「日本的未成熟」の議論は2日目に行われた。美術家の村上隆さんと映画監督の黒沢清さん、米国在住の比較文学者K・ビンセントさん、社会学者の宮台真司さんが出席、批評家の東浩紀さんが司会を務めた。 作り手にとって、近年の「クール・ジャパン」の推進ム
ポストモダンなの? 史学なめてんの? 一党独裁体制の中国に学問の自由がないことと日本側資料の存在はまったく別の問題です。政治問題なのは大勢の人間が死んだ、「日本軍に殺された」からです。箱の中の猫の生死の話をしているのではない。70年前の史実の話をしている。人の生き死にをめぐる史実について議論することは箱の中の猫の生死について議論することではない。 史実について議論するなら第一に資料の史学的な検討とその成果が前提で、南京戦史をスルーして量子力学の議論にしている人は何なのか。資料検討なめてんの? 現実の虐殺を量子力学の問題にしてしまうのがポストモダンということか。ポストモダニズムとデリダに謝るべき。改めて、東浩紀のスタンスはまずい。呆れたので書いた。 リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書) 作者: 東浩紀,大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/
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