農業は「ものづくり」なのだから技術力がもっとも大切であり、さらにその技術を裏付けるサイエンス(科学)がとても重要になる。それを信条にベビーリーフを有機で土耕栽培するのが農業法人「果実堂」(熊本県益城町)だ。同社は、ベビーリーフを大規模に土耕・有機栽培する日本でも唯一の農業法人だ。 ベビーリーフは、発芽後10-30日以内に収穫する野菜の幼葉の総称で、100種類もあるといわれ、そのうち果実堂では15種類のベビーリーフを栽培する。 ベビーリーフは抗酸化活性が強く、ミネラルが豊富など栄養価は親葉に比べて数十倍も高い。また、最短15日で栽培できることから年間で10毛作ができ(土耕の場合。水耕なら24毛作も可能)、生産のメリットも大きい。さらに単価が2000-2200円/kgと高く、潜在市場は200-300億円(現在の国内市場規模は50-80億円)と大きいため、農業経営で取り扱う商品としては有望な野菜
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