先住民の子どもたちを家族から引き離し、強制的に寄宿学校生活させていたのは、「文化的なジェノサイド(特定の集団を対象とした大量虐殺)」だった――。 カナダの「真実と和解委員会」は、1世紀以上続けられた同国の先住民政策をそう結論づけ、6月2日、報告書の要約版を発表した。6750件のインタビューを含め6年間に及んだ調査。その集大成となった報告書は、インディアン、イヌイット、その他多くの先住民の子どもたちが、政府の強制的な同化教育政策で身体的、文化的、そして性的な虐待を受けていたことを立証している。 先住民の寄宿学校教育は、政府の財政支援で、主に教会が運営し、1883年から実施された。最後の寄宿舎が閉鎖されたのは1998年だった。 この間、学校で3201人の児… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけ
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