「昭和の女」ヒロスエ流 松本清張原作「ゼロの焦点」2009年9月25日 広末涼子=品田裕美撮影 松本清張の代表作「ゼロの焦点」が約半世紀ぶりに映画化された。ヒロイン禎子には「おくりびと」の記憶も新しい広末涼子。昭和32年の北陸を舞台に、失踪(しっそう)した新婚の夫を捜す女性を、落ち着いたたたずまいで演じる。一足先に公開される「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」では、戦後の混乱期を強く生きる女性に扮した。平成デビューの広末が今秋、昭和の似合う女優になった。 鵜原禎子は広告マンと結婚したばかり。しかし夫は前任地の金沢に出かけたまま消息を絶つ。夫の足取りを追ううち、彼女は夫の意外な過去を知る。そして、ある人物に接触した人々の相次ぐ不審死。そこには戦争の傷跡が生々しく残っていた。 1961年以来、映画化は2度目になる。前作では久我美子が禎子を演じた。「久我さんは、つつましやかというか、静かな立ち姿が
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