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福田恆存に関するakakitのブックマーク (1)

  • 「福田恆存 人間は弱い」書評 庶民への愛と知的俗物への嫌悪|好書好日

    福田恆存 人間は弱い [著]川久保剛 今年は福田恆存(つねあり)生誕100年にあたる。近年、福田に注目が集まり、再評価が進んでいる。書は若手研究者による格的な評伝である。 福田は東京・神田の下町で職人に囲まれて育った。そこで身に付いた職人気質が、庶民の良識を重視し、俗流インテリへの批判的態度へとつながる。 福田は大学時代、英文学とともに「生の哲学」に関心を寄せた。福田は人間の非合理的な生命の力を直視し、理性の無謬性(むびゅうせい)を疑った。 福田の懐疑は、イデオロギーに身を寄せる知識人への批判となって現れた。そして、文芸批評の先駆者・小林秀雄への痛烈な批判へと展開した。福田にとって、近代人の内面の空虚に迫った小林は、憧れの存在だった。しかし、小林は一般平凡人に見切りをつけ、天才の世界を追った。福田の眼(め)には、小林の姿勢が「現代の苦悶(くもん)」からの逃避と映った。 福田は、保守的で

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