「サーパス」ブランドでマンションを販売する穴吹工務店(高松市、穴吹英隆社長)が、12人の取締役のうち社長以外の11人を解任する方針を決めたことが28日、わかった。大半の取締役は辞任を表明しており、11月3日に開く臨時株主総会に残りの取締役の解任を提案する。会社側は、社長の長男、次男ら3人を新たな取締役候補として提案する。経営再建の方針を巡って対立があったとみられる。 26日の取締役会で臨時株主総会の開催と解任議案を決めた。同社広報室は「グループの再編・合理化計画の一環。市況が低迷する分譲マンション事業の合理化を進めるため、経営の意思統一の迅速化を図る」としている。 穴吹工務店の09年3月期連結決算は138億円の純損失で、2期連続の赤字だった。売上高は前期比1.4%減の1760億円。今年1月には、分譲マンション事業の拠点集約や人件費削減などを打ち出していた。
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