小笠原諸島の噴火で西之島とつながった新島で、噴煙が出続けている様子が7日、本社機から確認された。同乗した火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣・東京大名誉教授は「活発な動きは衰えておらず、島の拡大は今後も続く」という。 三つある火口のうち二つから噴煙が約100~200メートルほどの高さまで上がっていた。マグマが見え、噴石が飛び出していた。新島確認は昨年11月20日。その後、溶岩で西之島とつながった。海上保安庁の3月24日の観測では、新島部分は東西約1150メートル、南北約850メートルで面積は0・7平方キロ。元の西之島の3・5倍にまで拡大した。(北林晃治)