「parara」ではパソコン端末上で雑誌を「購入」して読むことができる=竹端写す パソコンや携帯電話、専用端末への雑誌記事の有料配信を目指す、共同サイトの実証実験「parara(パララ)」が28日、始まった。日本雑誌協会(雑協、東京都千代田区)内の「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム(共同事業体)」が進めるもので、講談社や小学館など、58の出版社の雑誌91誌が参加している。 公募で選ばれた約3100人のモニターには、疑似通貨「パララ」が5千ポイントずつ配られる。「雑誌別」「ジャンル別」「キーワード」による検索でお気に入りの記事を選んで「購入」し、読むことができる。雑誌1冊まるごとの「購入」も可能だ。 コンソーシアムの大久保徹也議長(集英社)は「実験を通じて、出版業界のデジタル化の方向性も見えてくる。業界全体の問題として、みんなで考えていきたい」と話す。 来月28日まで実験を続