◆出産・育児…トップの悩み共有/商機も狙う 県内の女性経営者13人でつくる「AWAおんなあきんど塾」が、同じ女性経営者を対象にしたネットワーク「女あきんどネット」を発足させる。女性経営者をつなぐ機会を提供し、連携を図れるようにするのが狙い。19日の発足会に向けて参加を呼びかけている。 (日比真) 「あきんど塾」は徳島の経済活性化に向けて、95年に結成された女性経営者のグループ。モデル紹介業、美容業、タウン誌発行など、経営する会社の業種は13人のメンバーそれぞれだが、活動目的の一つにネットワークづくりを掲げている。その準備として昨年秋から5回にわたり、経営上の問題や日頃の悩みを語り合う「ぺちゃくちゃ問答塾」を開催。延べ136人が参加した。 新たなネットでは、こうした交流の場を定期的につくることで、出産や子育ての両立といった女性経営者ならではの問題を一緒に考え、お互いに支え合えるグルー
花巻市の宮沢賢治記念館で、早池峰山をテーマにした企画展が開かれている。早池峰山麓(さんろく)を舞台にしたと見られる童話「どんぐりと山猫」や早池峰山に関連した詩「山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想」などの作品が写真や直筆の原稿とともに展示されている。 賢治に早池峰山は身近な存在だった。盛岡高等農林(現・岩手大農学部)を卒業後、地質調査を依頼されて山麓一帯を踏破。この時の体験から数々の作品が生まれた。 「どんぐりと山猫」に出てくる「笛ふきの滝」は早池峰山麓を流れる岳川の上流にある「笛貫の滝」がモデルとされ、企画展では童話の一節とともに紹介されている。 早池峰山を詠んだ詩には「山の晨明に関する童話風の構想」のほか、「北いっぱいの星ぞらに」「河原坊」などがある。 「山の晨明に関する童話風の構想」は早池峰山の美しい光景を描写し、全文と収蔵庫に保管されている自筆の原稿が展示されて
不用になった本を譲って下さい――。県立図書館(徳島市八万町)がベストセラー本の提供を呼びかけている。本の購入予算が減り、県民の好意に頼る苦肉の策だ。館内に置く雑誌のスポンサー企業も募り、少ない予算で図書の充実を図ろうとしている。 (日比真) 県立図書館のホームページには、譲ってほしい本のリスト=表=が並ぶ。ほとんどが最近のベストセラーで、現在、図書館に予約が殺到している。こうした人気のある本は順番待ちとなり、予約後、数カ月から1年も待たなくてはいけない本もある。 少しでも早く利用者の手元に届くようにしようと、7月末から始めたのがベストセラー寄贈事業だ。貸し出しまでの待ち時間が長い本のリストを図書館が作成。すでに読み終わって不用になった本があれば県民から寄贈してもらい、蔵書として活用していく。 今月10日までに寄贈されたのは6冊。リストは県立図書館のホームページやカウンターに
サッカーJ2のFC水戸ホーリーホックがJ1への昇格争いに名乗りをあげている。18チーム中、9月時点としては過去最高の5位。ひと頑張りして3位に入ると夢のJ1入りが実現するのだが…。昇格が見えた今、深刻な問題が浮上している。最後の関門、昇格審査で経営内容が問われる可能性があるのだ。なにしろ入場者数は万年最下位で、ここ2年は赤字続き。打開策は観客動員の増とあって、沼田邦郎社長(44)は 「残りホーム7試合、どうか応援に来て下さい」と必死のアピールを始めている。(大蔦幸) ホーリーホックは現在19勝10分け9敗、勝ち点67。3位の湘南ベルマーレと4位のヴァンフォーレ甲府を勝ち点差5で追っている。00年にJ2入りして以降、これまでの指定席は10位前後。今年は7月から好調を維持しており、9月としては最高の位置をキープしている。 半面、営業基盤は創設以来の悩みの種。今年の入場者数はホーム1
■「人の手で健康に」 音楽家の坂本龍一さんは20日、上川支庁下川町で森林整備事業を始めるため、視察を行った。坂本さんが代表を務める有限責任中間法人モア・トゥリーズは、下川町など4町でつくる森林バイオマス吸収量活用推進協議会(会長=安斎保・下川町長)と協働で森づくりを進め、森林の二酸化炭素(CO2)吸収機能を活用して温暖化対策と地域の活性化に役立てる。 坂本さんは排出したCO2を森林整備などで相殺する「カーボンオフセット」に取り組んでいる。モア・トゥリーズは国内外でプロジェクトを手がけており、国内では高知県内の2カ所に続き3カ所目。前夜の札幌でのコンサートを終えて現地入りした坂本さんは下川町渓和の町有林で、アカエゾマツの枝打ちや安全祈願を行った。枝の香りを「変イ長調のような少し濃厚だけど、洗練された素晴らしいにおい」と表現した。 下川町と十勝支庁足寄町、網走支庁滝上町、同支庁美幌
■テレビCM「大地のいのち」楽曲 ■ジャケット、環境配慮 札幌の会社印刷 音楽家の坂本龍一さんが来月、道内でしか手に入らない「北海道地区限定」という珍しいCDシングルを発売する。坂本さんとしても初の地域限定CDで、タイトルは「nord(ノール)」。昨年6月からホクレンのテレビCM「大地のいのち」で使われている楽曲だ。地域活性化にも役立てようと、CDジャケットの印刷は、環境に配慮した事業活動をしている札幌の印刷会社が手がける。 (原光俊) ◇ ■来月発売、演奏会も タイトルの「nord」はフランス語で「北」の意味。今月4日に発売されたばかりの坂本さんのニューアルバム「out of noise」には収録されていない楽曲だ。 坂本さんが4月19日に札幌コンサートホールKitara大ホールでコンサートを行うのに合わせて「地域活性化にも役立てたい」と、CD化することにした
●各企業に合うシステム作り Q地方発のベンチャー、成功するには? A不便さを乗り越える中で力をつける 地域経済活性化の起爆剤として期待されているベンチャー企業。「一太郎」や「ATOK」で全国的に知られるソフトウエア開発のジャストシステム(徳島市川内町) は、その代表的な存在だ。徳島の経済や地方発のベンチャーについて、創業者でもある浮川和宣(かず・のり)社長(59) に聞いた。(伊勢剛) ――愛媛出身ですが、徳島で起業したのはなぜですか 専務の出身地で、Uターンすることが先にあった。最初は私が受注して、専務がプログラムをつくるという形で、夫婦2人でシステム全体を納入していた。 ――08年3月期は3期連続の赤字決算。ここまで厳しい数字を予想していましたか (97年の)上場を準備していたころは、もうちょっといけるかな、と思っていた。ウィンドウズ95が出て、マイクロソ
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