ワイン、ビールや日本酒といったアルコール飲料から、チーズ、ヨーグルト、漬物、納豆などの身近な食品まで、日本のみならず、世界各地で、幅広く用いられてきた発酵技術。 この技術を応用し、まだ世界的にも珍しい本格派の発酵コーヒーブランドが、米ニューヨーク州ブルックリンで、いよいよ誕生します。 米スタートアップ企業「Afineur」のコーヒー豆「Cultured Coffee」は、世界最高級の発酵系コーヒー豆「コピ・ルアク(Kopi Luwak)」の発酵プロセスから着想を得て、開発されました。 コピ・ルアクは、コーヒーの実を食べたジャコウネコが未消化のまま排泄するコーヒー豆を洗浄し、乾燥させ、高温で焙煎したもの。 ジャコウネコの消化器から分泌される消化酵素や微生物の作用によって、コーヒー豆の苦みや渋みが軽減するとみられていますが、そのプロセスの多くは、まだ科学的に解明されていません。 そこで、Afi