技術を武器に、世界で通用するサービスを作りたい プリファードインフラストラクチャー社長 西川徹氏(後編) 就職はまったく考えていませんでした。それより、自分たちが作った技術を広めていきたい、夢を達成したいという気持ちがありました。無理なら無理なほど、達成する価値があると思うのです。失敗してものたれ死ぬことはありません。学生だからやり直しもできるし、冒険できると思いました。だから学生のうちに起業したかったのです。 エンジニアだったらベンチャーを経験しておくのは悪いことではないと思います。今ならGoogleにも行けるし魅力的な選択肢はいくらでもあります。けれど僕は、今の道が一番自分たちの能力を生かせると思ったのです。他の企業に行っていたらきっとこんな経験はできなかったでしょう。 両親、特に母親は猛反対していましたね。しかし、会社を作ってしまえば反対もしなくなるだろうと思い、とにかく起業してしま