小型のワイヤレススピーカーを音質で選ぶならどれか。その問いに躊躇なく推せそうな製品が登場した。ソニーの「SRS-BTX500」は、バッテリー内蔵型Bluetoothスピーカーのハイエンドモデルだ。 コンピューティングの主役が、PCからスマートフォンやタブレットPCに移るなかで、対応するオーディオ環境も変化しつつある。それを示すのがワイヤレススピーカーの人気。動画サイトやクラウド型の配信サービスを使えば、スマートフォンとワイヤレススピーカーだけで卓上の再生環境が成立する。だからメーカー側でも小型で手軽というだけでなく、徐々に高音質をアピールするものが出てきた。 その中で一番先を走るのがSRS-BTX500だろう。小型スピーカーで不足しがちな低域は、サブウーファーと2発のパッシブラジエーターを組み合わせて余裕を持たせた。Bluetoothで問題になる音質の劣化は、標準のSBCコーデックの他に、