徳島県神山町と佐那河内村の公式ホームページ(HP)がサイバー攻撃され、地図情報の表示がいずれも「中国漁船」「釣魚島」などと中国語で書かれたページに改ざんされていたことが、21日わかった。 尖閣諸島沖の日本領海内での中国漁船衝突事件を巡る中国側からの攻撃とみられ、両町村はそれぞれ該当部分を削除した。 両町村によると、18日夜、総務省から県を通じて「改ざんされている」との連絡を受けて気付いた。公式HPのうち、公共施設の場所などを示していた地図情報に関するサイト部分が改ざんされ、日本や中国、尖閣諸島の位置を示した地図に、「中国漁船」の文字と中国国旗が書かれていた。 HPを製作した会社の担当者らが調べ、「中国側からの攻撃」と判明したという。両町村の担当者は「なぜウチが攻撃されるのか」と怒っている。