岸田文雄首相(自民党総裁)は同党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側にキックバックした裏金疑惑をはじめ一連の派閥パーティー問題を受け、自らが会長を務める岸田派(宏池会)を離脱する方向で調整に入った。7日、政権幹部が明らかにした。派閥への批判が強まる中、派閥領袖を続けることは国民の理解を得られないと判断した。 首相は平成24年に古賀誠元幹事長から同派会長を引き継ぎ、これまで11年務めてきた。令和3年9月の総裁選に勝利し、首相に就任して以降も首相在職時も派閥から離れなかった麻生太郎副総裁らにならい、会長職を続けた。党内基盤の弱い首相にとって、自らを支持する一定の数を確保できる派閥をグリップすることは政権の安定につながると考えたためとみられる。 ところが、首相と距離を置く菅義偉前首相は今年1月、在任中に派閥を離脱した小泉純一郎、安倍晋三両元首相を引き合
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