先日、録画しておいたフォークソングの番組を見た。 その中の「フォークソング・ゼミナール」という、なぎら健壱と坂崎幸之助がやっているコーナーのゲストに、三上寛が出たのだ。 三上寛、1950年、青森県北津軽郡小泊村生まれ。1971年、『三上寛の世界』でレコードデビュー。同年の中津川フォークジャンボリーの過激なステージは伝説となっている。(その時、なぎら健壱は客席にいたという) その名前の音だけ聞けば、以前、大福さんがブログで書いたように、「ミカ&みかん」という少女ディオと誤解されかねない。しかし、実際は「みかみかんさんです」と言うと、短髪で小太りのおっさんが登場するのだ。そして、現代詩さながらの難解な歌詞を、泥臭いマイナーコードの曲に乗せ、野太い声で歌い叫ぶのだ。どう見ても、どう聴いても、只者でないことだけは、分かる。この日のタイトルも「フォークソング怪人伝」と銘打たれており、その三上の、只者