ブックマーク / honz.jp (2)

  • 『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか - HONZ

    このところ泣いてばかりいる。 開幕戦のキックオフで泣き、釜石のスタンドに並んだ子どもたちの笑顔に泣き、アイルランド戦の勝利で泣いてしまった。まったくいい歳をした大人がどうしちゃったのかと自分でも思う。 でも、涙はラグビーによく似合う。 だいいち当の選手がよく泣く。彼らは勝っては仲間と抱き合って泣き、負けては相手と健闘を讃えあって泣く。いや、そもそも戦う前に国歌斉唱の時点で泣いている。気持ちが昂ぶるのを抑えられないのだ。鍛え上げられた筋肉の鎧をまとった男たちが人目もはばからず泣きじゃくる。それがラグビーだ。 故郷はラグビー熱の高い土地柄で、大分舞鶴高校というラグビー名門校がある。公立の進学校でありながら花園の常連だ。2学年上に今泉清という後に早稲田やサントリーでも活躍する花形プレイヤーがいたこともあって、この頃から熱心にラグビーを観るようになった。 大分舞鶴は、松任谷由実の『ノーサイド』のモ

    『国境を越えたスクラム』なぜ彼らは日本代表として戦うのか - HONZ
  • 『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』誘惑に勝てないのは意志が弱いせいじゃない - HONZ

    スティーブ・ジョブズは自分の子供たちにiPadを使わせていなかった――彼はその影響力をもって世界中に自社のテクノロジーを広める一方で、プライベートでは極端なほどテクノロジーを避ける生活をしていた。デジタルデバイスの危険性を知っていたから。彼だけでなく、IT業界の大物の多くが似たようなルールを守っている。まるで自分の商売道具でハイにならぬよう立ち回る薬物売人みたいではないか……。 そんなツッコミで幕を開ける書は、フェイスブックやツイッター、インスタグラム、ソーシャルゲームといったデジタルテクノロジーが持つ薬物のような依存性をわかりやすく噛み砕いて分析した一冊である。ネット依存を題材としたは他にもあるが、書が類書とちょっと違うのは、こうした依存症ビジネスを否定・糾弾するのではなく、人間心理への深い理解を促すことに重心が置かれている点だ。著者はニューヨーク大学の行動経済学や意思決定の心理学

    『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』誘惑に勝てないのは意志が弱いせいじゃない - HONZ
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