事件後、犯人がネットやSNSに書き込んでいた内容が話題となることがある。事件を匂わせていたり事件に至る心情などが垣間見えることがあるためだが、それだけでなく「犯行予告」をしている場合もある。 2008年6月8日、秋葉原通り魔事件が起きたときのことを覚えている人は多いだろう。犯人は携帯サイトの掲示板に依存しており、次第に殺人予告を書き込むようになっていた。事件当日も、「秋葉原で人を殺します」というタイトルで、「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」と犯行予告を書き込んでいた。 当時の増田総務相がこれを問題視し、「ネット上の犯罪予告を検知するソフトを開発する。費用は数億円かかる」としたことに対し、矢野さとる氏が急きょ翌日に作り上げたのが犯行予告の収集・通報サイト「予告.in」だ。 同サイトは、2ちゃんねるや掲示板などから犯行予告と思われる書き込みを自動取得して