Fedora Projectは2008年3月25日,次期Linuxディストリビューション「Fedora 9」のベータ第1版を公開した(写真1)。ハード・ディスクにインストールして利用するディスク・イメージのほかにCDからシステムを起動するLiveCD版も用意した。FedoraプロジェクトのWebサイトから入手可能である。 2月5日に公開したアルファ版との主な違いは以下の通り。(1)最新のLinuxカーネルである「2.6.25-rc5」を採用,(2)ext3より大きなファイル・サイズが扱える次世代ファイル・システム「ext4」を採用,(3)GNUコンパイラ「GCC4.3」を収録,(4)3月12日に公開されたばかりのGNOME Desktop 2.22を収録,(5)Firefox 3 Beta 5を収録──など。 今後は,4月10日公開予定の「プレビュー版」を経て,4月22日に「リリース候補版