[追記 2021/4/26] Storybookを導入して凝集度を向上させる記事を書きました。 0. はじめに 有名OSSのコミッターから、コピペで動かすマンまで、彼らは等しくプログラマと呼ばれます。10xプログラマという言葉があるように、同じプログラマでもその生産性には天地ほどの開きがあります。 プログラマの生産性は、1968年のSackmanらの研究以来、ソフトウェア工学でも熱い研究テーマの一つですが、未だにプログラマの生産性を測る指標は確立されていません。 一方、広木大地氏は自著「エンジニアリング組織論への招待」で、エンジニアリングを不確実性を削減する行為と定義しました。プログラミング能力を測る重要な尺度として、モジュールの凝集度があります。高い凝集度で設計しコーディングされたモジュールは、見通しがよく、再利用可能で、バグが少ない…つまり不確実性が少ない状態と言えるでしょう。 システ