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ブックマーク / blog.tinect.jp (47)

  • 中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話

    私が面接官を手伝っていた時、印象に残った出来事がある。 その日は午前中に中途採用の面接があった。面接を受けにきた応募者は31歳、年収450万のエンジニアである。彼は過去に2回、転職をしており、もし我々が採用を行えば4社目、ということになる。 彼のスキルは特に低くもなく、高くもなくといったところで、年齢相応のスキルと言った感じだ。 音を言えば、私が面接を手伝っていた会社は30前後のエンジニアが欲しかったので、彼の応募は有り難いものであった。 面接が始まり、役員の一人が質問をする。 「なぜ、転職を考えたのですか?」 通常であれば、ここで返ってくる回答は、「上流工程をやりたかったので…」であったり、「お客さんと直接話せる仕事がしたかった…」など、当り障りのない回答がほとんどだ。 しかし、彼は違った。開口一番、 「はい。もっと給料が欲しかったからです」 と言ったのだ。 通常であれば面接の際に志望

    中途採用面接の志望動機が「給料アップ」でも採用された人の話
  • 「35歳以上」を企業が欲しがらない理由

    各種採用媒体を見ると、「35歳くらいまで」という条件は特に書いていない。 厚生労働省が、「募集・採用における年齢制限の禁止」を言っているからなのだろうが、実際に「35歳 転職」などのキーワードで調べると、結構悩んでいる人はいるのではないかと思う。 35歳は特に高齢者、というイメージではない。というよりも、22歳から35歳までの労働者よりも、35歳から65歳までの労働者のほうが数が圧倒的に多いので、比較的若い部類に入るだろう。 にも関わらず、転職市場では「高齢者」扱いされ、悩む人も多いという。一体なぜなのだろうか。 まず、当に35歳以上は転職しにくいのか、見てみる。 厚生労働省のデータで見ると、圧倒的に35歳未満の転職率が高い。やはり35歳以上は転職しない(できない?)ようだ。 また、ちょっと気になる結果として、女性よりも男性のほうが転職が少ない。 また、転職後の給料がどうなっているかを見

    「35歳以上」を企業が欲しがらない理由
  • 尊敬する上司に教えてもらった、「仕事を任されたら何をすべきか」8箇条

    仕事を任されたら何をすべきか」というタイトルのメモが出てきた。駆け出しだった頃、尊敬する上司に教えていただいたものだ。 メモのすっかり忘れていたが、今の仕事のやり方を振り返ると、ほぼ教えていただいたとおりにやっている。私にとっては宝のようなメモだ。 殴り書きでざっくり書いてあるだけなのだが、今読み返してもなかなか役に立つので、ここに記すことにする 仕事を任されたらどうするか8箇条 1.納期を確認せよ 納期を守れない奴は社会人として生きていけない。納期遵守は信用を獲得し、納期遵守は人の能力を高め、納期遵守はお金を生みだす。 2.成果を合意せよ 仕事を任せる側が、成果を明確にしてから依頼をするケースは少ない。任せる側は、「成果がモヤモヤしていて、考えるのに手間がかかる」から、信頼できる相手にそれを任せるのだ。 したがって、相手と会話し、音を引き出し、成果を合意せよ。合意できれば、仕事は半分

    尊敬する上司に教えてもらった、「仕事を任されたら何をすべきか」8箇条
  • 「仕事ができるやつ」への最短の道

    どうすれば「仕事のできるやつ」になれるだろうか。そういった相談を、若手の方からよくいただく。 「やっぱり論理的思考力を身につけるべきですか?」 「英語ができたほうが良いですかね?」 「資格はとったほうがいいですか?」 そういった具合だ。もちろん、いずれも間違いではない。しかし、私が前職で学んだことのなかで、もっとも「仕事ができるようになる」ために重要だと思ったのは上のような話ではない。 それはある会議での事だった。 会議のテーマは「集客」である。新しいサービスを立ち上げたのだが、今ひとつお客さんの反応が悪く、「これからどうすべきか」という話し合いを部門全体で行うというものだった。 会議のメンバーは部門の主要メンバーで、約15名、若手からベテラン、部門長までが一堂に会していた。 私はその司会進行役として会議に参加していたが、実質的には「部門長の脇で議事録をまとめながら、意見をとりまとめる」と

    「仕事ができるやつ」への最短の道
  • 気をつけて!意図しない個人情報漏洩のパターン5種

    「個人情報」は、消費者相手の商売のみならず、企業相手の商売にとっても生命線だ。個人にリーチできれば情報を渡すこともできるし、情報を受け取ることもできる。 ただし、「個人情報の漏洩」はほぼ毎日起きている。 個人情報漏洩事件・事故一覧 見ていただくとわかるが、企業、公共機関問わず、重大なものから軽微なものまで様々だ。 と言っても大部分は甚大な被害につながるものは少なく、一昔前であれば問題にすらならない事件もたくさんあるだろう。ただ、そうであっても個人情報の漏洩が「自分の知らないところで起きる」のは気分があまりよいものではない。 最近では「個人情報の漏洩」は、SNSの発達もあり、意図しないところで起きるので注意である。以下に「気をつけたほうが良い」ケースを書く。 1.Youtube Google+とアカウントが統合されたことで、「Youtubeのお気に入り」「動画へのコメント」などが意図せず個人

    気をつけて!意図しない個人情報漏洩のパターン5種
  • 採用面接で聞かれた質問が秀逸だった

    採用活動をしていると、たまに面白い応募者に合うことができる。 といっても、面接でこちらから聞きたいことに関しては、面接官によって差異が出るとあまり良くないという理由から、統一しているので、そこで「かなり面白い返答」というのはあまり聞くことはできない。言うなれば、こちらから聞く質問というのは単なる足切りのために使っている質問であり、それほど重要ではないのである。 その代わり当に重要なのは、「応募者から出てくる質問」である。失礼とは思うが、応募者から出てくる質問のレベルによって、「この人がどの程度の能力なのか」ということは結構把握できるように思う。 例えば、よくある質問は「残業時間はどの程度ですか」であるとか、「平均年齢はどの程度なのですか」という質問である。 この質問はあまりうまくない。もちろん正確に答えるが、残業時間や平均年齢の情報は私達が聞かれてもあまり嬉しくはない質問である。端的に言

    採用面接で聞かれた質問が秀逸だった
  • 「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい

    前職の時から、私は「話のわかりやすさ」にはかなり個人差があると感じていた。 何故話のわかりやすい人と、わかりにくい人がいるのか?最初はよくわからなかった。「生まれつき」なのか?「訓練」なのか?しかし、いろいろな人と話すと、要は「サービス精神」のちがいなのではと思うようになった。 巷には色々と「話し方講座」があふれているが、細かいテクニックよりも、結局のところ「相手の立場から自分の話を見ることができるか」ということに尽きると思う。したがって、以下の8項目が重要であるとの結論になった。 「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい 1. 「結論」から話すか、「過程」から話すか 例 「今日の打ち合わせの結果どうだった?」と聞かれたとき 話のわかりやすい人は「うまくいきました」「イマイチでした」と結論から話します。 話のわかりにくい人は、「最初に○○の議題が有りまして、XXさんが○○と報告し

    「話のわかりやすい人」と「わかりにくい人」のちがい