(「ユニクロ潜入でわかった、ジャーナリストが当事者になるべき理由」から続く) なにごともSNSで情報が拡散される時代にありながら、ユニクロでは従業員の発信が禁じられている。SNSで空白地帯になっているからこそ、「当事者」となって報じる意味があった。 では、ユニクロは今後どうなっていくのか。潜入取材をもとに、デフレ構造で急成長したビジネスモデルを徹底解剖する。(全2回) ユニクロ以外にも、アマゾンやヤマト運輸などへ潜入した横田増生氏 横田 ネット上では、ユニクロ潜入取材への反響がとても大きかったと編集者から聞きました。 佐々木 インターネットのユーザーは、ボリュームゾーンとしては、40歳くらいのロスジェネ世代が多い。就職氷河期で、かなりひどい目にあっている人たち。その次に多いのが、ミレニアル世代と呼ばれる20~30代の若い人たちですよね。 どちらの世代も一貫して、働き方とか、格差とか、自分た