昨年末から漫画サイトで連載が始まると、その過激なタイトルと、タイトルから想像させる内容とはまったく違う深すぎるストーリー展開で、あっという間にルッキズムを代表する一作となった『ブスなんて言わないで』。「ブスなんていない」「何で差別されている側の人間が変わらなくちゃいけないんだ」といった提起に、SNS上は大きな盛り上がりを見せています。今なぜ、これほどまでにルッキズムに真正面から切り込んだ作品を描こうと思ったのか。著者のとあるアラ子さんに、その深い想いを伺いました。 あらすじ 高校時代、「ブス」ゆえにイジメに遭い、自信を失ってしまった知子。しかし自分をイジメていた梨花が美容家となり、「ブスなんていない、自信を持ちましょう」と発信していることを知り、梨花を殺すことを決意。梨花の事務所に向かうも実行できず、なぜか一緒に働くことになってしまう。そこから互いのルッキズム観のガチンコ勝負に……。 漫画