1.放射性物質の量が指数関数で表される理由 放射能というのは、井戸型のポテンシャルの中で右往左往している核子(特にヘリウムの原子核の塊が安定)が確率論的にたまたま大きなエネルギーを得て、その井戸から飛び出すのにたとえることができる。 それは丁度、たくさんのサイコロを準備して(その数がt=0で存在する放射性元素の数N0とみなせる)、サイコロを転がす事が核子の乱雑な運動であり、それを何回も行うことが時間の経過を表すと考えることができる。すべてのサイコロを同時に、1秒に1回の割合で転がし、1の目が出たサイコロは別な元素へ崩壊したと考えて取り除くとする。そうすると となるが、この様子をグラフにすると以下の様になる。 以上の議論で崩壊の確率を1/6にしたことや、サイコロを1秒間に1回の割合で振ったことは重要でない。いずれにしても必ず の形で表される。 2.半減期と物理量の関係 上記の公式から以下の事