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ブックマーク / kame710.hatenablog.com (53)

  • 2019.8.1 「山中歴日無し」続き   - カメキチの目

    カメキチの目 「山中歴日無し」を、若いとき聞いていたら 「何を戯(たわ)けたことを…」 と思っていたかもしれない。 (名言・格言は、知ったときの個人の状況によって、受けとり方は違う) 「山中歴日無し」の記事を書いているとき、 人にとって「時間」「時」というのは何? とあらためて感じた。 こんな疑問は多くの人が、いろいろな折に ふと持つだろう。 (とくに人生の「転機」といわれる区切りのようなときには) 「自分は時間をどう過ごすか?」 つまり、どう生きるのか? (歳をとっても迷うけれど、若いときほどではありません。たぶん、 時間が残り少なくなってきているからでしょう。「今さらもがいても…」 という諦念が「良い」につけ「悪い」につけじんわり襲ってくる→ 私の場合は) ーーーーーーーーーー 「暦日」。こよみ(カレンダー)の日にち。 山の中ではそれがない、という。 「山」というのは、老いた松が生え、

    2019.8.1 「山中歴日無し」続き   - カメキチの目
    akihiro5
    akihiro5 2019/08/01
  • 2019.3.8 地方が消える  - カメキチの目

    カメキチの目 前回、『目からウロコの自然観察』というを読んで思ったことを書いた。 自然は人間じたいがその一部、「自然」的存在なので、能・DNAに自然への感性が組みこまれているのだろう。 しかし、人間は同時に「社会」的存在だから、仲間・同類から離れては生きてゆけない。 私の生きているのは日という国。 ーーーーーーーーーー 子ども時代をすごした故郷を思ったり、旅で「シャッター通り」を歩いたり、酔いそうになる大都会の雑踏を行くとき、ふっと思う。 「過疎、過密」「地方と中央」「一極集中」…。 この偏りを、この国の政治や経済のリーダー、エライさんはどう考えているのだろうか(考えてないか)。 この偏りは、国土でしか生きられない人々(国民)の生活の質、その差・不平等に歴然とつながっている。 (「生活」というのは、いってみればその土地で暮らしている人にとっては身近な「現実世界」であり、そこに長く住ん

    2019.3.8 地方が消える  - カメキチの目
    akihiro5
    akihiro5 2019/03/08
  • 2018.10.19 『指定弁護士』 - カメキチの目

    カメキチの目 録っておいたテレビドラマをみました。 『指定弁護士』 みてほんとうによかった。 「森友問題」は、いまは表舞台から去った感がある(足があるわけじゃないので「問題」が自分で去るわけないですが)。 表舞台からは消えさろうとしても、消えない疑惑にはメディアはスッポンみたいにいつまでも噛みついていてほしい。引っぱってほしい。 「森友」とは関係ないけれど、先日、おおぜいの自衛隊員を前に(顔もみたくない)安倍が敬礼していたのがテレビ画面にうつっていた。なんでも殉職した隊員への哀悼とのこと。「殉職」の具体的な中身は報道されなかった。国民はそこが知りたい(私はそう)と思うのですが。 (「森友」の反吐のでそうな「幕引き」に、いまは検察審査会でほそぼそとながら抵抗が続けられている。抵抗を続ける方々に頭がさがります) そういう中でのこのテレビドラマ。 テレビというメディアはなにも「ニュース」というか

    2018.10.19 『指定弁護士』 - カメキチの目
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    akihiro5 2018/10/19
  • 2018.8.14 加川 良 - カメキチの目

    カメキチの目 あしたは73回目の「終戦(いや正確には敗戦)記念日」です。 ■この国のエラ方は、「侵略」を「進出」、「敗退」を「転進」と言いまわすなどさきの戦争時だけでなく、平常時の現代でも「改ざん」を「書きかえ」など(あげればキリがないほど)実態・質を言葉で覆いかくしてきた(すばらしい日語を冒とくしてきた)。たとえば「忖度」 → 来ならば、相手の心などを推しはかり、そのうえで考慮することなのに、「モリカケ」の登場を機に、そんな相手への気遣いとは真反対の「自分の利益・自己保身」のために相手を利用する「おべんちゃら」の同義語に変わってしまった。 (このごろ《気づくのが遅いですが》私は、安倍やトランプ…より、彼らにときには「叱咤」に甘んじながらも《ということは忠実な「番犬」ぶりを演じ》、ときには気づかれないよう、じょうずに彼らを「コントロール」しているかのような取りまき連中、高級官僚のほう

    akihiro5
    akihiro5 2018/08/15
  • 2018.7.13 ミッシング・ワーカー - カメキチの目

    「ミッシング・ワーカー」をご存知だろうか。 私は先日、NHKスペシャルで初めて知りました。 番組HPより【引用】 今、働き盛りのはずの40代・50代に異変が起きている。長期間、働けずにいる労働者が急増しているのだ。彼らは求職活動をしていないため、雇用統計の「失業者」に反映されず、労働市場から“消えた”状態だ。こうした人は先進各国でも増加し、欧米の社会学者は「ミッシング・ワーカー」として問題視している。日では、40代・50代の「失業者」の数は72万人。一方、専門家の推計で「ミッシング・ワーカー」は103万人に上る。背景には、非正規労働の急増がある。非正規労働者は転職を繰り返すうちに、低賃金かつ劣悪な仕事しかなくなり、転職に失敗すると、八方ふさがりの状況に陥る。中高年になると病気や親の介護など、様々なことから転職につまずき、その結果、労働市場から排除された状態が長く続き、「ミッシング・ワーカ

    2018.7.13 ミッシング・ワーカー - カメキチの目
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    akihiro5 2018/07/13
  • 2018.6.16 戦争と正義 - カメキチの目

    カメキチの目 ずっと前の「折々のことば」(朝日新聞)のことばが忘れられない。 「戦争とか争いごとって、すべて自分が正義であるという人が起こすじゃないですか」 石田衣良という作家の言葉。お名前をちらっと聞いたことあるぐらいで、小説を読んだことはありません。 コラム担当者、鷲田清一さん(「ことば」選者)が取りあげ、次のようにいわれているのは胸に響きました。 【引用】 「「いつでも正義の側にいたい」と思うのが人の常だが、 自分は単純な善悪、正邪の物語を書こうとは思わないと作家は言う。 〈正義〉と〈愛〉は異なる。 〈正義〉が顔の見えない人々の集合に向けられるのに対 し、〈愛〉は特定の誰かに向かう。〈正義〉が人々のあるべき姿に照準を合わせるのに対し、〈愛〉は人の現にある状態に注がれる」 「戦争は殺人だ。 (殺人はいかなる理由があってもしてはならない) だから戦争はぜったいしてはならない」 私は単純に

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    akihiro5 2018/06/16
  • 2018.6.9 『面白くて眠れなくなる進化論』② - カメキチの目

    カメキチの目 ② きれい好きもいれば、 (汚いのが好きというわけではないけれど)「きれい・汚い」にあまりこだわらない(要は、掃除したり片づけるのが面倒くさいだけ)者もいる。 「人生いろいろ」という歌があるけれど、人間もさまざま(「多様」なんですね)。 著者は生物学者で、『働かないアリに意義がある』(私は読んだことないですが聞いたことはある)というを出版し、この手のとしてはかなり読まれたらしいです。 【引用】(『働かないアリに…』からではありません) 「短期的な効率性と長期的な安定性とのあいだに綱引きがあり、長期的な安定性が進化に影響を与えていると考えられる例を見てみましょう。それは、アリのコロニーです。… ある瞬間を見てみると、全体の三割くらいしか働いておらず、後の七割はボーッとたたずんでいたり、自分の体を掃除しています。子どもの世話のような、コロニーの他のメンバーの利益になるような「

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    akihiro5 2018/06/09
  • 2018.6.2 フォルクローレ - カメキチの目

    カメキチの目 キラパジュン 「キラパジュン」といっても、ご存知の方は稀ですね。 南米チリの音楽グループ。写真はいつのころかわかりませんが、ネットで拾ったものです(なつかしくて、嬉しくて、インターネットにお礼したい)。 7名のこのミュージシャンも現在は60~70代のおじいさんになっているはず。 長女が2歳のころ、当時すんでいた名古屋の市民会館で公演があり、行きました。公演最初の曲が『チャカリージャ』というアンデス地方(ボリビア、ペルー)のフォルクローレという民族音楽で(のちには先住民を滅ぼしたスペインなどの音楽要素も混じってきたよう)、祭りの踊りの曲なのでとてもリズミカル、ノリがよく、娘は小さいのに自然に身体を揺すって喜んでいました。あれから40年以上たった今も鮮明です。 先日、行きつけの大型スーパーで、ペルーから来た若い兄弟ふたりのグループ(大阪を根拠地にフォルクローレの音楽活動を繰りひろ

    2018.6.2 フォルクローレ - カメキチの目
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    akihiro5 2018/06/02
  • 2018.5.12 共生関係 - カメキチの目

    カメキチの目 『面白くて…』があまりにおもしろく、引き続き著者の稲垣さんのものを読みました。こんどのは『弱者の戦略』といいます。 「弱者」というのは生物の世界での「天敵」(「強者」)との関係において、弱い立場にあるということです。 どの項目もたいへんおもしろかったのですが、いちばん最後の章「強者の力を利用する」というのだけ書いてみます(ここも二つあります)。 一つは「共生関係」ということです。 人間は他の生物とも、お互い同士も仲よくしないといつまでも種として存続できないと思う。 人間の場合は「生物の頂点」といわれているので「天敵」は地球にはいないのかもしれないですが、「天敵」という生物はいなくても、何がそれに当たるかわかりません。 ① 共生関係 アリとアリマキ(アブラムシ)のことはよく聞く。 聞くだけでなく自分の目で確かめたくて、道ばたで観察したことがあります。 (初夏のころ。道ばたの溝《

    2018.5.12 共生関係 - カメキチの目
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    akihiro5 2018/05/12
  • 2018.5.1 『面白くて眠れなくなる植物学』③ - カメキチの目

    カメキチの目 には、 葉のつき方がある比率に従うという(私は初めて聞く)話、「ああそれ知っているかも…」と言いたくなる紅葉の話、タンポポなど(雑草といわれる)草花の話、ソメイヨシノとヤマザクラの話、法隆寺の柱(「心材」と呼ばれる樹木の死んだ部分が使われている)がなぜ保たれているのか?など、 身近で興味ぶかい話が数多くのっていた。 私は学校で「生物学」を習ったことないので今になって初めて知ることがとても多かったです。 たとえば、植物と恐竜の関係について、「被子植物とトリケラトプス」という話がありました。 【引用】 「トリケラトプスは首が短く、足も長くありません。しかも、頭は下向きについています。まるで草動物のウシやサイのようです。 恐竜が繁栄したジュラ紀の地球には、巨大な裸子植物が森を作っていました。ところが恐竜時代の最後の時代である白亜紀になると、きれいな花を咲かせる草花(被子植物)が

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    akihiro5 2018/05/02
  • 2018.4.10 キャスター はツライよ - カメキチの目

    カメキチの目 ・6日の朝日新聞デジタルにこうありました。 【引用】 「財務省が決裁文書を改ざんした問題や、厚生労働省による裁量労働制に関する不適切なデータ問題などに加え、陸自の日報問題も浮上した…」 ・陸自の日報問題については同日の毎日新聞デジタルにはこう書かれていました。 【引用】 「陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が、防衛相が捜すよう指示したにもかかわらず、発見から1年以上も報告されていなかった問題で、防衛省・自衛隊は5日も厳しい批判にさらされた。だが、陸上自衛隊研究部(現在の教育訓練研究部)で見つかった日報の存在が、なぜ報告されなかったのか疑惑は深まるばかり。国会では野党が、自衛隊に対する文民統制(シビリアンコントロール)が機能していないと追及した」 ・また、(まったく別なことですが)朝日新聞コラム[天声人語]には 【引用】 「もしも、こんなアナウンスがあったら……。『機内に急病の

    2018.4.10 キャスター はツライよ - カメキチの目
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    akihiro5 2018/04/11
  • 2018.4.4 老い - カメキチの目

    カメキチの目 私は「老いて」とか「歳とって」とよく書くが、それは事実、自分が老人と呼ばれる年齢であるからだ。 老人だと自覚しているからだ。 いくら気もちのうえでは若いつもりでも、「つもり」である。 でも、背筋はのばしていたい。 好きな現代作家に南木佳士さんという人がいます。 歳がいっしょで、モノゴトへの感じ方に共感をおぼえることが多い(いちおう小説という虚構を描いても、多くの題材は自分の実体験をもとにしており、長く生きておれば「そういうことあるなー」「私もそう感じるなぁ」)。 老いた今は、その「老い」の視点から過去をふり返り、あるいは今現在の心境を表したエッセイを書かれている。 最近、『急な青空』というエッセイ集のを読んだ。 その一つに「五十年」というのがある。 【引用】「…そもそも、人生というなにかがあるわけではなく、降っては湧き、前に立ちはだかったり後から突き飛ばしてきたりする出来事

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    akihiro5 2018/04/04
  • 2018.3.21 『存在論的…』④ - カメキチの目

    カメキチの目 前回③は「幸福感」ということだった。 こんどは、「ひきこもり」を「プロセス」(=過程)としてみること、 「ひきこもり」の自分を、③でも少し触れた「ある自己」と「する自己」という二重の視点からとらえることの重要性が説かれていた。 こういう視点も私にはとても新鮮でした。とても考えさせられたです。 ■プロセスとしてとらえる 固定的・静止的・名詞的な、動かないもの(止まっている状態)、として「ひきこもり」をみるのではなく、動くもの、動態的なものとして、動詞的にとらえるということ。 書から引用:「次に確認すべきことは、状態ないし状態像という把握は、あくまで外からの目に「そのように映っている」ということにすぎず、当然ながら「病気」を意味しないということ。 さらには、ここが肝心なところですが、引きこもっている「いまここ」での状態は、それ以前に引きこもっていない状態が先行しているということ

    2018.3.21 『存在論的…』④ - カメキチの目
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    akihiro5 2018/03/21
  • 2018.2.24 アルマー② - カメキチの目

    カメキチの目 「どうでもよくない話」の続き(これで終わり)。 あれはあれで終わりのはずだったのですが、みなさんからコメントいただいて(ありがとうございました)、刺激を受けて続きを書きたくなりました。しつこいと思われるでしょうが… ■コメントくださったなかに、ステキなお若い人から 【「道徳」と標準服,実に違和感を感じます 購入するかどうかは自由…この柔らかいファシズム感,NHKの視聴料同様,日社会の病原菌の一つに思えてなりません 想像力に欠けた大人程不徳な存在はないです】 とあり、深く考えさせられた。 とくに「購入するかどうかは自由…この柔らかいファシズム感」にすごく感じた。 口では、つまり形のうえでは「自由」というけれど、(ほんとうに「購入するかどうかは自由」なのでしょうが)入学する子どもたちの実際の立場にたてば、よほどしっかりとした何かを持ちあわせた子どもでないと、(違った服装だったら

    akihiro5
    akihiro5 2018/02/25
  • 2018.2.20 どうでもよくない話  - カメキチの目

    カメキチの目 子どものころの私は(自分で言うのはすごくオコガマシイことですが)すなおな人間だった。なんでも「ハイハイ!」(ハイは一回でよろしいと叱られるほど)だった。 しかし、成長とともに変わった。 「成長」のしかたがよくなかったのだろうか? いつごろからか反抗的、世の中をハスにみるようになった。(それを「ヒネくれる」というなら)「ヒネクレ者」になった。 あくまで「社会」に対してです。 自分では、(どちらかというと)人にはやさしく振るまってきたつもり。その証拠に(いや、「証拠」とはいえないか)人にぞんざいな態度をとった(と思う)とき、ましてや相手にイヤな思いをさせたときはとても後悔し、自己嫌悪におちいる。 自分とはまったく関係ない話で、「どうでもいい」と言ってしまえば「どうでもいい」のかもしれないが、どうでもいい気もちにはなれない。 そのニュースを聞いて不快になった。 ↓ ■ 東京銀座の公

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    akihiro5 2018/02/21
  • 2018.2.17 雪から思った二つのこと - カメキチの目

    カメキチの目 ① 男女によって感じかたなどが違うということは、世間でもよく聞くし、実感でもある。 もちろん、それはあくまでも大雑把なくくり。個人差が大きい。 理屈をこねたがるのは、やっぱり男が多い(と思う)。最近こんなことありました。 福井の大雪ニュースの陰で忘れてしまわれそうだけど、その前のできごとに、 1月11日午後7時ころ、新潟県三条市を走っていたJR東の信越線の電車が雪のせいでとまってしまい、多くの乗客が車内に閉じこめられた。それも15時間。 というのがあった。 たいへんな事態が発生。 乗客のみなさんの状況・状態を想わずにはおられなかったです(私としては、とくにトイレのことが気になった)。 老いて怒りっぽくなったせいか、思わず雪に怒りを向けようとしたが、すぐに自分のバカさに苦笑い。 しかし後に、三条市がマイクロバスを出そうという支援があったのにJR側は断ったということを知ったとき

    2018.2.17 雪から思った二つのこと - カメキチの目
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    akihiro5 2018/02/17
  • 2018.2.7『日本辺境論』④ - カメキチの目

    カメキチの目 新書版ながら、このはほんとに中身が濃かった。 だいたい新しいものには(からの知識だけでなく)疎いので、「ハァー!」とか「ヘェー!」がたくさんでした。 きょうでシリーズは終わり。最後の感想は、言葉、すなわち「日語」のことです。 感想④ 最終章は、「辺境人は日語と共に」という。 このでは強く、自分が日常で話している言葉、「日語」というものを意識させられた。 思えば言葉とは、人には空気のような存在だろう。呼吸のように無意識、自然に操り、扱っている。 言葉は、「そこからのイメージで生きている、生活している」といっていいだけの重みをもっている。 「言葉」が文化の中心、基礎といわれるのがうなずけます。 外国人になにか話しかけられたり、英会話を学ぶとかしないと、「自分がいつも日語でものを感じ、考え、伝えている…」ということを意識しない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    2018.2.7『日本辺境論』④ - カメキチの目
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    akihiro5 2018/02/07
  • 2018.2.3『日本辺境論』③ ブリコルール(オマケ) - カメキチの目

    カメキチの目 おもてなし、謙遜・謙譲、佇まい、温厚さ、静寂を愛する心はどれもわが身になじんでいる。 「蛙とびこむ水の音」さえも。 この国に生まれて育ったから自然に身についたことで、ちがう環境の中で生まれ育っていたら、またちがっていたと思います。 脳は「日人仕様」の配線になっているにちがいない。いくら「個人」の特性があるにしても、「環境」の影響は圧倒的だと私は思う。 まわりもほとんど同じだから、あえて問わない限り同じような感じ方をし、同じような行動をとっている。 私は、現代のような国際色ゆたかな中で育ったわけではないし、海外旅行(留学はもちろん)もしたことないので国際感覚はありません。 それでも旅ではよく中国台湾韓国の人にあいます(顔つきが日人と似ているので見分けがつかない。でも、大きなキャリーバッグを引きずっているかどうかでわかることもあります)。そして、生活習慣のちがいを見ること

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    akihiro5 2018/02/03
  • 2018.1.27   『日本辺境論』② - カメキチの目

    カメキチの目 感想③ 「機」の思想 という章(章は全部で三つ)があります。 著者は長いあいだ合気道をやっておられ、広い意味での武道の熟達者でもあり、弟子もとれるほど。 しかし、ご人は思想という学問だけではなく、合気道という身のこなし(ワザ)とともに武道の精神へも精通されています。 「機」というのは、「石火之機」とか「啐啄之機」とか、禅のたいせつな精神です。前者は一瞬に気(意識、精神)を集中するときの「気合い」みたいなものの意義をいっています(後者は少し違いますが説明はここではお許しください。ともかく、「武道」にも通じているようです)。 話は全部とてもおもしろかったのですが、になかったことを含め、私がいちばんに感じたことのみ書きます。 巌流島の宮武蔵と佐々木小次郎のたたかいの結果はご存知のとおり。 そうなるまでの二人の行動、心中についての説はいろいろあるようです。 よくいわれるのは、来

    2018.1.27   『日本辺境論』② - カメキチの目
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    akihiro5 2018/01/27
  • 2018.1.10「ケンカ」 - カメキチの目

    カメキチの目 先日、私の子どもくらいのお歳の読者(「マミーさん」といいます)が、「夫婦が睦まじくあるために」の「ケンカのしかた」を、とっても読みやすく、納得しやすく書かれていました(すばらしかった!)。 こんどの記事に限らず、読者の心をワシづかみにされるマミーさんですが、1月4日のぶんをご人の許しをえて掲載させていただきました。 先に「すばらしい!」と感嘆したあとなので、私のつまらないケンカ話は「どうしようか?…」と悩んだのですが、まっ、こういうつまらぬのもある、恥さらしも「反面教師」にしてもらえるかなと思い、やっぱり書くことにしました。 (長年つれそっていても、「思いのズレ」を原因にケンカすることがあり、もっと若いときにマミーさんのこの記事にあいたかったです) 昔の蚊取り線香の「金鳥(キンチョウ)」のCMが好きでした。 「つまらん、つまらん」とクソ真面目に演じる大滝秀治さんのやつ。 そ

    2018.1.10「ケンカ」 - カメキチの目
    akihiro5
    akihiro5 2018/01/10
    喧嘩は駄目です。