●Larrabee新命令の情報だけを公開 Intelはゲーム開発者向けカンファレンス「GDC(Game Developers Conference)」の技術セッションの中で、新アーキテクチャの高スループットメニイコアCPU「Larrabee(ララビ)」の命令セットの概要を明らかにした。Larrabeeは16~24個(2世代目)のCPUコアを搭載すると言われるx86系メニイコアCPUだ。CPUコアはPentium(P54C)相当のIn-Order実行2命令発行のパイプラインで、それぞれのCPUコアに16-wideのベクタユニットを搭載する。CPUとしてプログラムできるが、GPUと同レベルのグラフィックス処理もできる、つまり、CPUとGPUを兼ねることができる点がLarrabeeの大きな特徴だ。 GDCでは、x86命令セットに拡張として加えられた100以上のLarrabee新命令(LRBniま
3月24日(米国時間)発売 価格:49.95ドル 今回紹介するMotionDSPが開発した「vReveal」は、携帯電話クラスのカメラで撮影された動画の画質を劇的に高画質化させるコンシューマ向けソフトだ。コンシューマ向けといっても、CIAにも採用された高度な技術を基盤としており、NVIDIAのGPUによるアクセラレーションにも対応するという特徴のあるソフトだ。 MotionDSPの技術が最初にコンシューマ向け製品として公開されたのは2007年のDEMOにおいてだ。米国カリフォルニアで年2回行なわれるこのイベントは、ベンチャー企業などが製品化を前提に開発した技術やサービスなどを初披露する場で、PC Watchでも過去数年にわたってそのレビューをお伝えしている。 そのときMotionDSPが発表したのは、製品ではなくサービスだが、「FixMyMovie」というビデオ共有サイトで、ここに動画をア
発売中 価格:54,600円 発表直後から注目され、6月の発売以降も入手しづらい状況が続いたHPのミニノート「HP 2133 Mini-Note PC」(以下、2133)から約半年が過ぎ、「HP Mini 1000」が登場した。今回、16GB SSDを搭載するモデルを入手したので、2133と比較してどのように変わったのか、さっそくチェックしていくことにしよう。 ●ULCPCライセンス準拠の仕様へと変更 2133は、CPUにVIA C7-Mを採用するとともに、高解像度液晶や扱いやすい大型キーボードを搭載するなど、他のネットブックとは一線を画す仕様が大きな特徴だった。それに対し、今回登場したHP Mini 1000では、スペック面が大きく刷新されている。 まず、CPUがAtom N270へと変更され、それに伴いチップセットもIntel 945GSE Expressへと変更。ストレージデバイスは
ダイヤテック「Majestouch Wireless 日本語かななし(黒)・黒軸 FKBT108ML/NB」 サンワサプライ「ブルートゥースオプティカルマウス ブラック MA-BTH15BK」 マイクロソフト「Wireless Laser Mouse 8000」 第2回と第3回でネットブックとBluetoothを組み合せ、ヘッドセット及びスピーカーをご紹介した。その時に少し触れたが、Bluetoothと言えば、マウスとキーボードが一般的だと思われる。スピーカーがワイヤレスで接続され、Bluetoothの便利さを今更ながら知った筆者は、この2種類をネットブックに繋げてより快適に使ってみたい。 ●ネットブックで外付けキーボードとマウスを使うケースとは ネットブックは、コンパクトさ、機動力、そしてそこそこのパワーで安価と言うのが受けている理由の1つ。モバイルとして使うには丁度いいノートPCだ。た
PCユーザーにとってキーボードは欠かせない存在だ。PCとのコミュニケーションをとるために必須なデバイスであり、PCを利用していれば必然的に、マウスと並んで、最も多く触れるデバイスであるだろう。このため、キーボードの使い勝手がPCの使い勝手自体を大きく左右する。 そこで今回は、ベーシックな配列と、キータッチに定評のある1万円台のキーボードを、1種類のスイッチにつき1機種ずつ取り上げ、紹介しよう。その時代のトレンドや機能を一時的に取り入れたものよりも、優れたキータッチを実現したキーボードこそ、長期に渡って利用できるものだ。 ところで、キーボードの評価は、個人的な好みが反映するので難しい。そこで、ここでは筆者の好みを明らかにしておこう。私自身は、東プレの高級キーボード「RealForce106」を約5年間愛用しており、既に手放せない状態になっている。RealForceが好みの人であれば、筆者の評
発売中 実売価格:54,800円 登場からわずか1年ほどで大きな成長を遂げたネットブック市場。当初は静観していた大手メーカーも、徐々にその存在を無視できなくなり、続々とネットブックカテゴリーの製品を投入しつつある。そして、ついにレノボからも登場することになった。それが「IdeaPad S10e」だ。TkinkPadシリーズでおなじみのレノボが放つネットブックは、どれだけの完成度を実現しているのか、さっそく見ていくことにしよう。 ●IdeaPadとThinkPadは別物 レノボのネットブックに期待するもの。それはやはり、ThinkPadシリーズの品質やユーザビリティがどこまで盛り込まれているか、という点だろう。優れた堅牢性、扱いやすい7列キーボードにスティック型ポインティングデバイス「トラックポイント」の搭載、黒一色かつ直線的なボディなど、ThinkPadには他のノートPCにはないさまざまな
■本城網彦のネットブック生活研究所■ 第5回 Inspiron mini 9+αをSSD交換で容量アップ! バッファロー「SHD-DI9M32G」 もともと第5回は別のネタを仕込んでいたのだが、編集部から「バッファローから発表されたばかりのInspiron mini 9用SSD、『SHD-DI9M32G』の試作品が使えます」と連絡をもらい、急遽試すことになった。ちなみに、12月上旬の発売予定だったのが、遅れて18日ぐらいになるそうだ。 更に筆者は、Inspiron mini 9は店頭で触った程度。ダブルで試せて嬉しさ倍増だ。第4回で2.5インチのSSDへ乗せ換える話をしたばかりだが、またまた乗せ換えの速攻レビューをお届けする。更にEee PC 901-XのCドライブを交換すると言う荒業も披露(疲労)!? ●まずは「Inspiron mini 9」の感想 SSD交換する前に、初対面の「Ins
そろそろ年末も近づき、今年のベストセラー商品的な企画が目に付きだしてきた。後半から急に不況風が強まった今年、PC分野のヒット商品と言えば、低価格ミニノートPC(ネットブック)とSSDで決まりだろう。 なかでも、低価格ミニノートPCの代表格であるNetbookは、イー・モバイルの回線とのセット販売で売上げを伸ばした。おかげでイー・モバイルも新規契約純増数で2位へと躍進、11月末で契約数が100万件を突破したというから、Netbookベンダとイー・モバイルはまさにWin-Winの関係を構築したことになる。このような回線とNetbookのバンドルはヨーロッパでもヒットしているというから、どこも事情は同じのようだ。 Intel製のAtomプロセッサを搭載したNetbookの市場醸成に最も功績のあったPCベンダといえば、間違いなくASUSTek Computerだろう。2007年10月(わが国では2
■本城網彦のネットブック生活研究所■ 第4回 「プラス2万円の幸せ」、SSDとメモリ2GBでパワーアップ! 一般的にPCをパワーアップする方法は、「メモリ増設」、「HDD交換」、「ビデオカード交換」、この3つが王道だ。メモリを増設すればOSやアプリケーションの動きに余裕ができ、遅くなる原因のディスクへのスワップも激減する。HDDの交換は多くの場合、容量不足から行なうケースだ。しかし、新しく購入したHDDは、もともと本体に付いていたHDDより世代的に新しく、結果アクセス速度もアップする。そしてビデオカードの交換は言うまでもなく性能向上に直結。直接眼に触れる部分でもあるので、感覚的にも分かりやすい。 そこで今回はネットブックのベーシックな性能を上げるべく、メモリの増設とHDDの交換を行なうことにした。ただ残念なのはグラフィックエンジンはGMA950に固定され、拡張スロットも無くどうにもならない
発売中 直販価格:46,800円 最近、注目が集まっているのが、9~10型前後の液晶を搭載し、実売4~7万円程度で販売されているネットブックと呼ばれる製品だ。 最初のネットブックが登場してから1年程度しか経っていないが、海外メーカーだけでなく、東芝やNECなどの国内メーカーもこの市場に参入しており、すでに台数ベースではノートPC市場の約1/4を占めるほどになっている。エプソンダイレクトのノートPCは、コストパフォーマンスと使い勝手に優れていることで定評があるが、今回紹介する「Endeavor Na01 mini」は、エプソンダイレクトが満を持して投入するネットブックであり、コストパフォーマンスに優れた魅力的な製品に仕上がっている。なお、今回試用したのは試作機であり、細部やパフォーマンスが製品版とは異なる可能性もあるので注意してほしい。 ●天板がマット仕上げで指紋が気にならない ネットブック
12月中旬 発売 価格:オープンプライス 日本サムスン株式会社は、2,048×1,152ドット表示対応の23型液晶ディスプレイ「SyncMaster 2343BW」を、法人向けに12月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。 アスペクト比が16:9の、2,048×1,152ドット表示に対応した23型液晶ディスプレイ。その表示領域の広さにより、DTPやCADをはじめとしたクリエイティブな作業からビジネス、プライベートまでさまざまな利用シーンに好適という。 インターフェイスはDVI-D(HDCP対応)とミニD-Sub15ピン。そのほかの仕様は、輝度が300cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(DCR:20,000:1)、視野角が上下160度/左右170度、応答速度が5ms、最大表示色数が約1,677万色。 スタンドは-1~26度のチルトに対
●L2キャッシュを各コアに持つLarrabee Intelは、グラフィックス製品として投入する「Larrabee(ララビー)」のベースアーキテクチャを明らかにし始めた。Larrabeeについては、8月中に行なわれる「SIGGRAPH」、「Intel Developer Forum (IDF)」、「HotChips」の3つのカンファレンスを通じて明らかにされて行くと見られる。 まず、前回の記事の訂正から。最初の世代のLarrabeeのCPUコア数は、16コアと見られ、前回に10コアと書いたのは間違いだ。Larrabeeでは、4MBのL2キャッシュが、それぞれCPUコアと直結した256KBのL2キャッシュのローカルサブセット(Local Subset)に分割されている。合計では16コアのサブセットL2で、4MBのL2キャッシュを構成する計算となる。65nmプロセス換算で10コアであるため、45
●Larrabee CPUコアとPentiumコアを比較 Intelは、新命令『Larrabee NI(New Instructions)』の最初の実装であるCPUアーキテクチャ「Larrabee(ララビ)」では、シンプルなIA-32(x86)系CPUコアをベースに開発した。すでに知られているように、IntelはLarrabee CPUコアを、Pentium(P5)をスタート地点として開発したとしている。Intelが、SIGGRAPH、Intel Developer Forum(IDF)、Hotchipsなどで公開したLarrabeeのアーキテクチャチャートを見ると、Pentiumをベースにしたことがよくわかる。 下の図は、LarrabeeのCPUコアをPentiumと比較したチャートだ。図の中で、ブルーの部分はPentiumに由来するユニット群、グリーンの部分はLarrabeeで新たに加
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