ヤフーは29日、1998年ごろ同社の採用に応募したとみられる15人の個人情報が流出した可能性があると発表した。インターネットの掲示板に名前や学歴、職歴、住所などが記されたメールが公開されていた。 ヤフーは掲示板の管理者に削除を要請し、すでに情報は削除されたとしている。ただ、データがコピーされるなどして拡散された可能性もある。 このほかヤフーに98年ごろ在籍していた社員77人の名前と社員用パスワードとみられる情報も流出が確認された。 いずれの情報も社内規定で定めた保管期間を過ぎており、ヤフーの社内システムにはすでに存在しておらず、現状では流出経路は不明という。 ヤフーは「社外に出るべきではない情報が流出してしまった可能性があり、おわびしたい」としている。同社は今後、被害に遭った本人に個別に連絡を取るなどして対応を検討する。