藤原和博さんが書いた『本を読む人だけが手にするもの』を読み終わりました。 とても読みやすく、我々の読書に対する視点を確実に広げてくれる書籍です。 拙い文章ではありますが、その魅力をお伝えします。 序章 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 全体で一番感銘を受けた部分 結語 序章 まず初めに、日本はかつての「成長社会」から「成熟社会」へ移行しており、これを理解していないと読書の意味は考えられない、と説いています。 成長社会では「全員一緒」という時代でしたが、成熟社会は「個々の時代」という時代だそうです。 結婚式の引き出物についての「カタログ方式」であるとか、家庭内でのTVの台数や携帯電話の台数など、ミクロな視点からも「個々の時代」というものをわかりやすく説明しています。 「全員一緒」のかつての日本では、みんなが考える幸福のイメージが似ていました。 だから社会人も学生も、何の疑問もなく敷かれ