9月13日にアフガニスタンの首都カブールにある米大使館で発生したテロ攻撃を始め、米軍やホテルを狙った最近のテロ攻撃の犯行グループとみられている武装勢力ハッカニ・ネットワーク。米政府は現在、パキスタンの北ワジリスタンに拠点を置くこの集団をテロ組織に指定しようとしており(同組織の幹部は個別にテロリスト指定されている)、注目度が高まっている。 ハッカニ・ネットワークは、80年代にアフガニスタンを侵攻したソ連軍と戦ったアフガン人ジャラルディン・ハッカニと息子シラジュディンが率いる。当時はCIA(米中央情報局)からの支援を受けていたが、今ではパキスタン軍や武装勢力タリバンと密につながり、アフガニスタンで最も危険な勢力だと見られている。 今、ハッカニのテロ組織指定をめぐり、ビンラディン殺害以降かつてないほど険悪になっているパキスタンとアメリカの関係がさらに悪化している。 まもなく退官する予定のマレン米
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