それからというもの、タロウは時間を見つけてはメールで私と語り合った ほぼ、家に居るとき以外… タロウは、私と離れることを惜しんでいた。でもこのままではいけないことも、その文字から受け取ることが出来た この職場から、タロウから離れると決断したのはこの私。 でも、やはり離れたくはなかった ただ、タロウの姿を見る度複雑な感情が全身巡りに巡って溢れ出しそうだ やっぱり、私には無理なんだろうな… 数日前からメールで、カウントダウンを始めるハナコ 一日終わる度に悲しみ、そして前を向いて歩いて行かなければとの決意を交互に引き出しながら、とにかく出来るだけ自分の気持ちをタロウにぶつけた 私の勤務最終日、タロウのシフトは夕勤(18:00~02:00)だった 刻一刻と時間は経過していく… もうすぐタロウとも、この職場とも、よくしてくれた職場の皆ともお別れだ… まだ随分早いのに、タロウが出勤してきた 少しでも長