ブックマーク / naititi.hatenablog.com (4)

  • 異常独身男性の憂鬱① - 嘘八百日記

    俺は自分が異常独身男性という自覚がある。 彼女いない歴=年齢、特定の友人もおらず、女性に相手されたことも無い。 明確な定義がある訳では無いが、その自覚がある以上、俺は異常独身男性なのだ。 今回はそんな俺が巻き込まれた、ある事件について書こうと思う。 とある"視線"を意識し始めたのは、街中に寒風吹き荒ぶ12月の暮れだった。 俺は仕事で疲れた体を癒すべく、湯船に浸かっていた。 寒さで強ばった体がじんわりとほぐれていく感覚を抱きながら、どこを見るでもなくぼうっとしていると、ふと、背中に何かを感じた。 それは視線だ。いるはずのない何者かに見られているような心持ちで、自分の意識が自然と後ろに向いてしまう。 俺は背後を振り返った。すぐ後ろには樹脂パネルの壁があるだけで、勿論誰もいない。 気のせいだ。よくあることだと、そのときは思った。例えば、何か良からぬことをしている時。 あまり褒められたことをしてい

    異常独身男性の憂鬱① - 嘘八百日記
  • 猫カフェに行ったら人類が滅亡していた - 嘘八百日記

    私は先日、カフェに行ってきた。今回はその時の体験をもとに記事を書こうと思う。 その日、私は東京都M市のとあるカフェに来ていた。 私は大の好きなのだが、現在住んでいるのは賃貸なのでは飼えない環境にあった。 カフェは気軽にとふれあう時間を過ごせるいい場所、ということを友人から聞き、私は早速一人でカフェに足を運んだのであった。そのカフェはショッピングモールの一角に店を構えていた。 入り口で店員から説明を受けた後、外のロッカーに荷物を置いて室内に入った。設備が新しいのは好感が持てる。 内装は落ち着いたベージュで統一されており、あちこちにが登れるような台が設置されている。そして、思い思いの場所でくつろいでいる何匹ものたち。 私は胸が高鳴った。こんな間近にを見ていられるのは中々ない機会だ。たちを眺めているだけでも満足できてしまうのだが、折角なので私はたちと遊ぶことにした。 や

    猫カフェに行ったら人類が滅亡していた - 嘘八百日記
  • ふるさと納税したら呪いの箱が届いた - 嘘八百日記

    今週のお題「ふるさと納税」 私は最近「ふるさと納税」を始めた。ふるさと納税というのは、応援したい好きな自治体を選んで寄付をする仕組みのことだ。 寄付をすると、その自治体の特産物が寄付の返礼品としてもらえ、寄付金が税金から控除される。これはお得な制度だと思った私はそれから、様々な地域に寄付をした。 山梨県の桃、石川県の加能ガニ、神奈川県の寄せ木細工など、私はこれまで様々な返礼品をもらってきた。 その日、私はまだ寄付をしていない他の自治体を探すべく、ふるさと納税サイトを閲覧していた。 いろいろな返礼品が並んでいる中で、私は気になるものが一つ見つかった。 それは「伊蛾未彫 朱色漆塗文箱」である。朱色の漆塗りがされたその箱には、蝶や椿の花の繊細な彫刻がされている。美しい曲線で描かれたそれは見事なものであった。 私はこの返礼品の写真を見て、思わず一目惚れしてしまった。どうやら島根県にある寒村で作られ

    ふるさと納税したら呪いの箱が届いた - 嘘八百日記
  • 魔界コンセプトのメイド喫茶に行ったら、本当にモンスターに出会えた - 嘘八百日記

    先日、僕はとあるメイド喫茶に行った。今回はその時の体験を元に記事を書こうと思う。 その日は平日だったのだが、有休を消化するために仕事を休んだので1日暇だった。 平日の昼間に出歩くなんて学生の時以来だろうか。僕はある種の開放感を覚えながら、秋葉原を散策していた。 今日はゲーム屋行って、駿河屋に行ったらどこかのメイド喫茶にでも行こうかな、と考えながら末広町方面へ歩いていると、見慣れない店を見つけた。 それは石造りの建物だった。周りにある普通のビルとは違う、どこか威厳を感じる門構えだ。入口横に置かれたブラックボードに『メイド喫茶 デスキャッスル』と書かれていることから、ここがメイド喫茶だと分かる。 その堅牢なつくりから威圧感を感じて少々入りづらいのだが、一応メイド喫茶と書いてあるので入ってみるか。ここで見つけたのも何かの縁だろう。 僕は木製の扉を開け、その店に入った。 「いらっしゃいませ~」 店

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