ナイキ、リーバイス、スターバックスコーヒー、ルイ・ヴィトン、モンクレール、さらには、ポケットモンスター(ポケモン)まで、幅広いジャンルで話題のコラボレーション商品を発売し、ヒット商品や行列を連発、ブームをつくり続けてきたのが藤原ヒロシ氏だ。藤原氏と博報堂ケトル(東京・港)、集英社(東京・千代田)が手を組んだマーケティングの“大学”が2023年10月11日に開校する。その名も「FRAGMENT UNIVERSITY(フラグメント ユニバーシティ)」。藤原氏はマーケティング論とは無縁で、むしろそれらに逆行して生きてきたというが、その真意はどこにあるのか。藤原ヒロシ氏のクリエイティブや協業の流儀を聞いた。 1964年生まれ。三重県出身。上京後、ロンドン、ニューヨークなどの海外遊学を経てクラブDJをスタート。日本のヒップホップ黎明(れいめい)期を支え、90年代よりブランドのデザイン、音楽プロデュー