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ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (2)

  • 「大吉原展」が炎上。遊廓はこれまでどのように「展示」されてきたのか? 博物館や遺構の事例に見る享楽的言説と、抜け落ちる遊女の「痛み」(文:渡辺豪)

    相次ぐ「大吉原展」への批判ここ数日、「大吉原展 江戸アメイヂング」(以下、展)がSNSを賑わせている。展は、かつて江戸/東京にあった公娼街・吉原遊廓を取り上げたもので、今年3月から東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される美術展である。展公式サイトのステートメントには「『江戸吉原』の約250年にわたる文化・芸術を美術を通して検証(改行)仕掛けられた虚構の世界を約250件の作品で紹介する」とある。 マンガ家・瀧波ユカリ氏のX(旧Twitter)では、前述のステートメントに続く序文を指して、「ここで女性たちが何をさせられていたかがこれでもかとぼやかされた序文と概要。遊園地みたい。」と非難するコメントをポスト。ここを起点にSNS上での意見対立を生んでいたようだ。 筆者の私は遊廓を専門に扱う書店・カストリ書房を経営しているが、同店は吉原遊廓が戦後に何度か看板を掛け替えて現在は吉原ソープ街

    「大吉原展」が炎上。遊廓はこれまでどのように「展示」されてきたのか? 博物館や遺構の事例に見る享楽的言説と、抜け落ちる遊女の「痛み」(文:渡辺豪)
    akira28
    akira28 2024/04/21
  • 「大吉原展」(東京藝術大学大学美術館)レポート。美術を通じて吉原の文化や街並みを検証し、そこで生きた人々に思いを馳せる

    1618年(元和4)、現在の中央区日人形町、日橋葺屋町に幕府公認の遊郭、吉原が誕生した。そして、明暦の大火直後に吉原は1657年(明暦2)に浅草寺北の日堤に移転、以後、新吉原と称される。展における吉原とは、この吉原と新吉原の両者を総称したものである。 独自のしきたりやルールが定められた非日常の空間である吉原は、多くの文化人が集い、浮世絵や文学をはじめ多様な文化の発信地となっていった。しかしながら、その華やかな世界は、多額の借金を背負わされた遊女たちの売春によって作り出されたものでもある。 展は開幕前、広報の在り方が吉原の華やかな部分のみに焦点を当てたもので、吉原で働き人権侵害されていた女性たちの扱いを軽視しているとの指摘や議論がSNSを中心に巻き起こった。これを受け、展は今日までに広報の方向性を大きく変え、「大吉原展 江戸アメイヂング」というタイトルを「大吉原展」に改め、開催

    「大吉原展」(東京藝術大学大学美術館)レポート。美術を通じて吉原の文化や街並みを検証し、そこで生きた人々に思いを馳せる
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    akira28 2024/04/20
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