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2012年8月29日のブックマーク (1件)

  • ゲノムの構造変化が隣接する遺伝子の発現スイッチとして働き、動物の発生における背腹の区別をつくりだす

    このたび、佐藤ゆたか 理学研究科准教授、今井 薫 同研究科 元特任助教・現日学術振興会特別研究員(RPD)らの研究グループの研究成果が、2012年8月24日発行の米国科学雑誌「Science」にて公表されました。 要点 動物胚の背腹軸(背側と腹側)を作るために重要となるBMPとよばれる細胞外分泌性のタンパク質を介する分子機構について、BMP様タンパク質Admpの作用機序を明らかにしました。 Admpは腹側をつくるために働きますが、同時にPinheadと呼ばれるタンパク質の発現を誘導し、その誘導されたPinheadタンパク質によってその機能を抑制されます。そのようにして、いわばアクセルとブレーキを両方同時に巧みに操作することで、腹側の領域の大きさが正確に決められます。 AdmpとPinhead遺伝子はゲノム上で隣接して存在しますが、その両者の間に両方の遺伝子発現に必要な共通のDNA配列(エ

    ゲノムの構造変化が隣接する遺伝子の発現スイッチとして働き、動物の発生における背腹の区別をつくりだす
    akirahs
    akirahs 2012/08/29
    動物の背腹軸を作るにはAdmpとPinheadというゲノム上で隣接する2つの遺伝子が排他的に発現する必要があり、共通のエンハンサーがその排他的スイッチとして働いている、とのこと。面白い。