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ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (6)

  • 篠原ウミハル『図書館の主』 - 紙屋研究所

    『モジャ公』を与える 4歳の娘に「マンガの英才教育」を施そうと、全集版で出た藤子・F・不二雄の『モジャ公』を買い与えた。この寒いのに、「早くフロに入りなさい」という親の忠告もそっちのけで、脱衣場で裸になったまま『モジャ公』を広げて読みふけっている。 母親であるつれあいは、マンガに夢中になる娘にイヤな顔である。絵を読まなくなったらどうしよう、というわけだ。 そういえば、保育園の先生たちはどう思うんだろう、と考えた。 連絡ノートに「昨日、娘にYouTubeでSMAPの『ベスト・フレンド』を聴かせていると…」と書くと「電子音はまだ早いので、大きくなってからの楽しみにとっておきましょう」と書いてくるほど、「発達段階にふさわしい保育」への強烈なこだわりがある。もちろんわが娘の担任だけでなく、園全体の方針だ。 「文集ではテレビやアニメキャラクターの話題は書かないでください」とか「歯ブラシやコップには

    篠原ウミハル『図書館の主』 - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2012/02/26
    『いやいやえん』の「チューリップほいくえん」でしげるがやぶった"やくそく"が列挙されるところは、うちの娘にもものすごく受ける。著者は子どもが何に反応するのか、よくわかっているのだなあと思う。
  • 子どもの写真つき年賀状のこと──『永遠の途中』にもふれて - 紙屋研究所

    ぼくは年賀状を欠かさないタイプの人間で、今年も100枚ほど出す。 さて、子どもが生まれてから必ず脳裏を横切るのは、子どもの写真つき年賀状のことである。 たしか原田梨花の『Black!』ではなかったかと思うのだが、子どもの写真が大写しで載った年賀状についてバカにしているセリフがあったはずである。……と思い、と『Black!』をひっくり返してみたのだが、どこにも見当たらないので記憶違いなのだろう。おかざき真里『サプリ』だったかもしれない。いずれにせよ「フィール・ヤング」の連載のマンガだった。 それだけではない。 たとえば唯川恵の小説『永遠の途中』にも似たようなセリフは出てくる。 唯川の小説の方を古に出してしまったので、いま手元に残っているのはそれをコミカライズしたささだあすかの同名マンガしかない。こう述べられている。 ああ そっか 私 今年は写真入り年賀状なんて 親バカ丸出しなこと やったん

    子どもの写真つき年賀状のこと──『永遠の途中』にもふれて - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2010/12/31
    子どもの写真付き年賀状を出すことについての理論武装。まあ、うちはそもそも子ども写真の賀状を嫌がるような間柄の人には賀状は出していない(と思う)けど。
  • 認可保育園は税金使いすぎなのか? - 紙屋研究所

    「報道ステーション」で保育にかかる税金の問題が特集されていたようだ。 やっぱり出た!保育料2万円、税金50万円(うんざり): 博多連々(はかたつれづれ) この報道自身を見ていないので、何とも言えないところはあるんだけども、上記のエントリをみると、認可保育園は保育料は格安なのに、使っている税金は湯水のようだ、という認識を植え付ける感じになっているみたい。いや、ホントにわかんないんだけどね。 鈴木亘の試算が元になっているようだ。 鈴木の試算は前も話題になっていて、下記のような記事もある。 新規参入は断固阻止!! 保育園業界に巣くう利権の闇 | Close Up | ダイヤモンド・オンライン この記事の3ページ目では、公立認可保育園においては、 東京23区の保育士の平均年収は800万円を超え とある。 鈴木自身はブログで、自分のこの試算・調査について、 未だにこれ以上、大規模で厳密な調査は無いで

    認可保育園は税金使いすぎなのか? - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2010/10/27
    鈴木亘らは保育はじゃぶじゃぶ金をつぎ込まれ非効率みたいな事を言っているけど、他の先進国に比べて日本の保育予算は低すぎる。市場化ではなく予算をかけて認可園を増やすべき、と。真っ当な意見と思う。
  • 川崎二三彦『児童虐待―現場からの提言』 - 紙屋研究所

    児童虐待の問題を調べていくと、児童相談所の役割や権限についてわかりやすい解説がないことに気づく。児童相談所というのは児童虐待だけを扱っているのか? そもそも国の機関なの? 市町村の機関なの? などという初歩的な質問に始まり、新聞などでよく見る「臨検(強制立ち入り調査)」と「立ち入り調査」はどこが違うの? いや「一時保護」と「立ち入り調査」は違うの? 「一時保護」は「施設入所」と同じなの? などの問題を一定程度、体系だって説明してくれるがほしいと思うのだ。 書はその役割をよく担っている。 加えて、たとえば児童相談所長が一時保護の判断の権限を与えられる。だが、それが重荷になってしまい、当なら司法を介在させるべきなのに、そんなことをやっている体制も時間もないというジレンマ。あるいはケースワーク主義と介入の葛藤の問題など、現在児童虐待対策をめぐる「対立・論争」点の基が大づかみにわかるように

    川崎二三彦『児童虐待―現場からの提言』 - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2010/08/28
    "体罰を使う人間は言葉や態度によって教育する力や自信がないのであろうとも思っている"。同意。私も体罰使ったら自分の負けだと思ってる。まあふざけて「ほら、おしりペンペンするよー」とか言うことはあるけど。
  • 子供を叱る若い母親に「お母さん、それは無理です」と言いたいお父さんに言いたい、「無理じゃないです」 - 紙屋研究所

    この記事を読んで。 子供を叱る若い母親に言いたい、「お母さん、それは無理です」  JBpress(日ビジネスプレス) http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4149 お盆前に反論記事を書きかけたのだが、間に合わずに帰省してしまった。ゆえにすっかり気の抜けた記事になってしまったが。 この記事の核心部分は、2〜3歳の子どもは約束を守る力がまだないのだから、「約束した」ということ一辺倒で子どもを責め倒すのは無理がありすぎる、ということだろう。 子供は忘れっぽいのだし、おかあさんが赤ちゃんばかりをかまうので、自分のことも見てもらいたくて、つい余計なことをしてしまうんです。それに、叱り方はもっとシンプルにして、最後にはちゃんと許してあげないと・・・。 記事を書いた佐川光晴は家族カウンセラーの中尾英司の次の言葉を引く。 子は親に認めてもらいたいと常に思っている。ま

    子供を叱る若い母親に「お母さん、それは無理です」と言いたいお父さんに言いたい、「無理じゃないです」 - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2010/08/17
    深く同意。ていうかあまりにデジャビュすぎて、うちのことを書いてるのかと思ったくらい。うちの娘も『11ぴきのねことあほうどり』大好きだし。
  • 末次由紀『ちはやふる』 - 紙屋研究所

    引っ越し第一弾の記事なので、やっぱり大物マンガをとりあげたい。まずは末次由紀の『ちはやふる』について書こうではないか。 スポーツのエトス スポーツでも将棋でも仕事でも何でもよい。「勝負」をして「負けた」とき、あなたはどうするか。敗北感と向き合うことは実にツラいことである。何しろ「負けた」のである。負け。相手や他の人は価値ある者として認められ、自分は価値なき者もしくはより価値の低いものとしてクッキリと烙印を押されたのだ。 とりわけスポーツというものは、勝と敗の明暗そのものを問う行為である。「みんながんばった」「みんなが勝者」などというのスポーツのエトスにおいて欺瞞以外の何者でもない。 スポーツとは勝者と敗者を決めることだ。 このスポーツのエトスから導かれる競技者のエトス(内在的目的)とは何でしょう。それは勝利です。 (川谷茂樹『スポーツ倫理学講義』p.81*1) どんなに実力がある、強い、と

    末次由紀『ちはやふる』 - 紙屋研究所
    akirahs
    akirahs 2010/04/16
    マンガ批評サイト「紙屋研究所」、はてなダイアリーへのお引っ越し後第一弾は『ちはやふる』。
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