Oculusが公開しているベストプラクティスガイドの中に「13歳以下の小児は当製品を使用すべきでない」との記述があることは、VRコンテンツのクリエイターにはよく知られた事実です。 その理由として、当該文章の中では「13歳以下の小児は視覚の重要な発達時期にある」ことが挙げられていますが、それ以上の詳しい根拠は述べられていません。これについて、11月7日に開催されたVRCカンファレンスでは、大阪大学大学院医学系研究科・感覚機能形成学の教授を務める不二門尚(ふじかど たかし)氏による講演が行なわれ、医学的見地からの具体的な情報が明らかになりました。 VRでは表示パネルにピントが固定されてしまう 大阪大学大学院医学系研究科 不二門尚氏 「HMDのガイドライン─小児の輻輳・調節、眼球運動の発達の観点から」と題されたこの講演では、3DテレビやVRHMDによる人工的な立体視について、視線の位置(輻輳)と
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