【ニューヨーク=山川一基】米ネット検索最大手のグーグルは7日、2011年半ばにグーグルのパソコン(PC)用基本ソフト(OS)「クロームOS」を搭載したパソコンが発売される、と発表した。容量が小さく動作が速いうえ、無償。米マイクロソフトが長く圧倒的だったOS市場で、本格的な競争が起きる可能性がある。 クロームOSを搭載するPCはまず、韓国のサムスン電子と台湾のエイサーから発売される。ウェブ閲覧を主目的とする低価格機「ネットブック」型になる見通し。グーグルによると、ほかのメーカーも搭載PCを準備中だ。 クロームOSはウェブ閲覧機能を高めたといい、搭載機は数秒で起動してすぐにネットに接続できる。ネット経由でビジネスソフトやゲームなどのサービスを使う「クラウドコンピューティング」の利用増や、それに伴う広告収入増を目指している。 グーグルはマイクロソフトの「インターネット・エクスプローラー」に