◆特別公開中◆ (*)本記事は、プレミアム会員向けの特別記事ですが、期間限定で特別公開しています。(この機会に、JBpressのすべての記事をお読みいただける「JBpressプレミアム会員」のご登録をぜひお願いいたします。) 「自由で開かれたインド太平洋」というコンセプトは非常に大きな地政学的レガシーの一つだ。 長年、ある手続き上のルールのせいで、日本の首相が普通に外国を訪問できるのは国会が開かれていない短い期間に限定されてきた。 近代の日本では、内向きでぱっとしない人が首相官邸の主になることが非常に多く、それに合わせて作られたようにも見えるルールだ。 7月8日に暗殺された安倍晋三氏は、そういったステレオタイプとはこれ以上ないほどかけ離れた存在だった。 2012~20年の長い第2次安倍政権の時には、アジアや米国、そしてそれ以外の地域にも足を伸ばし、計81カ国を訪れた。 アジアにおける地位に
![安倍晋三の地政学的なレガシー 日本のみならずアジアと世界に残した足跡 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ba4769fe2b936c9962a539d94bc3898a1d382369/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F2%2F1200mw%2Fimg_12618d5b282f6d1cd376320f2b437a67183457.jpg)