インドバックパッカー旅行記「第29話」 第1話↓ jalapeno31.hatenablog.com 汽車に揺られてアグラに到着した。 アグラの駅前 駅前にタクシープールがあって、 愛宕神社の鯉か不忍池のハスくらい、わんさか客引きがいた。 僕は一番無口で商売っ気がない運転手に声をかけて、市街地までの所要時間と金額を聞いた。納得のいく金額だったから、その値段で交渉がまとまってタクシーに乗り込もうとする、おしゃべりで恰幅の良い別の運転手が僕の腕を掴んだ。 「いいかジャパニーズ、そいつは初心者だからダメだ。同じ金額でいいからこっちに乗れ」 腕、痛いよ。と思いながら無口のドライバーの方に目をやったが、うつむいたまま黙っていたままだから、 このおしゃべり運転手の車に乗った。 運転中、「タージマハルを見たら次はどこに行くの?」と彼は言った。 「まだ決めてないよ。」と僕は言った。 「バラナシかリシュケシ