住宅街の中にある古い一軒家。庭の飛び石を渡って、縁側から店内に入ると、まるで誰かが暮らしているかのような空間が広がっている。「日本の手仕事を扱っているので、日本家屋に置いたほうがしっくりくると思って」と、店主の恵藤文さん。畳の上に置かれたダイニングテーブルや、ちゃぶ台などを使った趣のあるディスプレイが印象的だ。月に1〜2回開かれる企画展では、器を使った料理イベントを開催することもあり、日々の暮らしの中で器とどう付き合うか、具体的に想像できるのがうれしい。長年、手仕事の世界に携わってきた恵藤さんがセレクトしているのは、飽きのこない、凛とした美しさのある器の数々。「夏はガラスや磁器を、秋冬は焼き締めの陶器や木の器を。季節感も器で演出できますよ」。割れてしまった場合のお直しにも対応してくれるので、一生付き合える器を探しに出かけたい。
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