@niftyに「デイリーポータルZ」(DPZ)というWebサイトがある。ニフティが運営するサイトで、「バナナで釘打って日曜大工」「糸電話で市外通話」「シャボン玉の中に入る」など、身近でささいでちょと気になることを調べたり実験したレポートを「特集」として毎日掲載しているほか、面白いサイトのリンクもたくさん載っていて、訪れるたびにニヤリ、クスリとさせてくれる。月間600万ページビューを集める人気サイトだ。 企業が運営しているWebサイトといえば、何かを販売したり、広告をたくさん載せているものが多い一方、DPZでは何も売っていないし、広告もほとんどない。運営には費用がかかっていそうだが、閲覧は無料。利益“非”追求型に見えるDPZは、一体どのように生まれ、どうやって作られているのだろうか。サイト運営者で、「Webやぎの目」のWebマスターとしても有名なニフティ・サービス事業推進部の林雄司さんと、同