──2009年は、4度目の越後妻有アートトリエンナーレが開催されますね。まずその開催概要を教えてください。 北川──7月26日~9月13日の50日間にわたって開催されます。計26カ国から約150組のアーティストが参加し、ほぼ妻有全域に作品を設置します。招待作家としてはマリーナ・アブラモヴィッチ、アントニ・ゴームリー、クロード・レベック、塩田千春など。公募参加のアーティストも審査が終了してほぼ全容が固まったところです。 左:イリヤ&エミリア・カバコフ《棚田》 Photo:S.Anzai(2000年参加 恒久設置作品) 右:アントニ・ゴームリー《Another Singularity》 (2009年参加作品イメージ) ──アーティストの選考基準は? 北川──越後妻有の地域性を理解し、地域のコミュニティに溶け込んで作品をつくってくれることが最優先。すべて私一人で選考しました。 ──それにしても、
