これまでのバージョンとの最大の違いは、伝送速度だろう。HDMI 2.0は、HDMI 1.4に比べてもおおよそ2倍の速度に向上している。これにより、より多くのデータを伝送できるようになり、新たな機能を実現できるようになった。 伝送速度の高速化により、解像度4096×2160画素のいわゆる4Kビデオを60フレーム/秒(60Hz)で伝送できるようになった。以前のHDMI 1.4も4K対応となっていたが、フレームレートは、24フレーム/秒までであり、HDMI 2.0で初めて4Kに本格対応したことになる。 オーディオの伝送面でも、大きく変化した。音質に直結するオーディオサンプリングレートが従来比2倍にまで対応できるようになり、オーディオチャンネル数も従来の8チャンネルから4倍の32チャンネルまで対応できるようになった。ビデオ解像度の高まりとともに、サラウンドオーディオのスピーカー数も増加傾向にあり、