トップレビュー6歳から性的虐待を受けていた『シーラという子』の続編。再会した恩師に「あんたのせいで生活が余計悪くなった」と怒りを露わにしたわけとは?『タイガーと呼ばれた子』 6歳から性的虐待を受けていた『シーラという子』の続編。再会した恩師に「あんたのせいで生活が余計悪くなった」と怒りを露わにしたわけとは?『タイガーと呼ばれた子』 『タイガーと呼ばれた子』(トリイ・L・ヘイデン:著、入江真佐子:訳/早川書房) 情緒障害児教室の教師を務めるトリイと、貧困・虐待など様々な問題を抱えていた少女シーラとの交流を描いた物語『シーラという子』には、続編がある。トリイ・L・ヘイデン氏が綴る『タイガーと呼ばれた子』(入江真佐子:訳/早川書房)では、7年ぶりに再会を果たした二人の交流が描かれている。しかし、二人の交流はスムーズにはいかなかった。シーラは、トリイの教室での出来事をほとんど覚えていなかったのだ。