このページの情報は、2001年10月~2004年12月に発行された雑誌「デリシャス」「家庭画報デリシャス」掲載時点の情報です。 「確かに、新しいスペイン料理も魅力的ではあるけれど、僕自身が心惹かれたのは、やはり、ラ・マンチャの田舎町のおばあゃんが作る豆のスープのようなスペインの各地方に伝わる昔ながらの料理でしたね。だから、自分で店を始めるときには、そんなスペインの伝統的な料理をベースに、自分なりのアレンジを加えていこうと思ったんです」。とオーナーシェフの宮川さん。スペイン各地方の星つきレストランから郷土料理店まで約20軒あまりを3年間かけて修業してきた実力の持ち主だ。それだけに"心をホッとくつろがせる温かみのある料理"が宮川シェフの基本。たとえば、ナバーラ産の赤ピーマンにあんこうを詰めた一皿。近頃では見た目重視で衣をつけない傾向が強い中、そのほうが味ものるからとあえておばあちゃん風に衣をつ